第二話 クリスマスイヴ-3
4.
男根は、期待にいきり立っている。
深呼吸をして、心を静めるとベッドに上がり、腰を師匠の顔の横に寄せる。
上体を翻して、師匠の腿に両手を掛ける。押し開くと、恥毛の下のクリトリス、空割れ、小陰唇、大陰唇、深く落ち込む膣口が、目の前に。
太腿を両腕で抱えると、股間に顔をうずめる。
口に溢れる唾を舌に載せ、空割れに差し込む。
師匠が、僕の腿に頭を乗せて、男根を掴んだ。
亀頭が生暖かくなる。
師匠の指が、陰茎をさすりながら、舌が亀頭に絡む。
むちゅ〜ムチュ〜ムチュ〜ムチュぅ
亀頭の疼きに誘われて、僕は舌を、おサネから膣口まで差し込んで、舐めまくる。
「先生、いいわ、いいわ」
師匠は、喘ぐ口から亀頭を外し、陰茎を扱く。
僕は片手を離し、乳房に指を伸ばすと、乳首をこねた。
「ああぁ、せんせぇえ」
舌先を尖らせて、膣に刺し込む。
にゅぅっ にゅぅっ にゅぅっ
師匠が、股間を突き上げ、脚を突っ張った。
口の中に、愛液が溢れる。
5.
舌の動きを止めて、股間に唇を重ねたまま、師匠のヨガリが収まるのを待ちます。
「先生、よかった」
体を反転させて、師匠と並ぶと、師匠は顔を僕の胸に寄せます。
「僕もよかった」
「でも先生は、イカなかったでしょ」
「未だ始まったばかりだよ。男は一度イッたら、しばらく駄目だからねえ」
「男って、損なのね」
「そうだねえ、でも、男には“抜か六”とかいって、一度入れてそのまま6回イカすなんて豪傑がいるそうだ。 一度の挿入で何回 女をイカせるか、自慢の種になるんだよ」
「結構、大変なんだ」
「でも師匠みたいに、すぐイッて呉れると助かるんだよなぁ。
仙人は、“接して漏らさず“といって、相手をイカしても、自分はイカずに済む術があるって言われているけど、実は、歳を取ってみると、ひとりでにそうなるんだ。 イクのに時間が掛かる上に、イク前に、息が切れてしまってなあ」
「先生、今夜はだいじょうぶ?」
「ああ、だから、師匠はイキたかったら、僕に遠慮をしないで、何回でもイっていいんだよ。その方が、僕も気が楽だし、頃合いを見て僕も一緒にイクからさ」