第4話-1
真理乃さんは、私の足首を取って、
つま先に恭しくキスをします。
「そんなことしないでください」
「菜々はおひめさま」
真理乃さんは、私の全身にキスをしてくれます。
「あっ、今日はウンチはダメ」
「うん。キスだけね」
真理乃さんは私のお尻の穴を拡げて、
愛おしそうに唇を押し付けます。
私たちは唇を合わせ、掌を重ね、性器を押し付け合います。
「菜々、見て。私、こんなになってるの」
真理乃さんの手の指の間は、えっちなつゆで膜を引いています。
「はい」
「菜々のおなかに挿れるね」
私は頷きます。
私はとうとう、性器に真理乃さんを受け入れます。
真理乃さんに初めてをあげます。
「菜々、大好きよ」
真理乃さんは私を抱きながら、
優しくお腹の中に濡れた指を入れてきます。
真理乃さんと菜々さんが、マンションに遊びに来ました。
紅茶とケーキでティータイムです。
リビングのローテーブルで女子会です。
我が家のリビングは、走って帰ってきて足を伸ばせるように、
ローテーブルと座椅子の組み合わせです。
冬はコタツになります。
「今日は折り入って話があるの」
真理乃さんは、菜々さんの手を取って言います。
「真理乃さんはホントに菜々さんが好きですねぇ」
菜々さんは色白の顔を赤くして、恥ずかしそうにしています。
「私たち、子供を作ることに決めたの」
「わっ!やった!」
「準備が整ったということですね?」
「そう。それで、話を進めて欲しいの」
「分かりました」
「菜々さんが…生むの?…」
「はい」
「そうよ。私はしっかり稼いで、家族を養う係よ」
私は気になって聞いてみます。
「ご両親には話をしたんですか?」
「うちは問題無しだった。中学生の頃には彼女紹介してたから」
真理乃さんはエッヘンです。
「菜々さんの両親はどうでした?」
「私のところは、何度か話し合って理解してもらえました。
真理乃さんがしっかりした社会人ですし、
子供ができるなら、と最終的には喜んでくれました」
「職場にはどう説明したんですか?」
ナオさんが菜々さんに質問します。
二人は年が近いから、気になるみたいです。
「不妊治療をすると話してあります。
結婚もしてないで、という声もあります。
カミングアウトはしていません。プライベートなことですから」
「一部の男性社員は嘆いているみたいよ。
菜々みたいないい子、渡すもんですか」
真理乃さんは菜々さんの頭を、あごの下に抱き寄せます。
「アツアツ…ですな…」
「制度や世間なんて関係無い。
私たちは二人の気持ちを大切にしたい」
二人は世界に宣言します!二人が輝いて見えます!