陽炎∞-1
(これは単なるデジャブなのか? それとも現実だったのか?)
自ら封印していた記憶を呼び起す事で、言い知れぬ恐怖すら感じる。
しかし目の前に在る少女は、幻視では無く実体を伴う事である。
「痛いっ、痛いっ、やだぁ、やだやだ、止めてよ」
折れそうな程にか細い腕を乱暴に掴むと、その愛らしい容姿からは想像出来ない抵抗を見せ明確な拒否の意思を示す汐莉。
「いいから、来るんだ」
俺は力任せに華奢な汐莉の身体を引きずる様に、2階にある自分の部屋へと連れ込む。
「今度は逃がさない、今度は逃がさない、今度は逃がさない、絶対に逃がさない」
「…… ……」
部屋に引きずり込んだ汐莉の表情は恐怖に歪み、ミニスカートから伸びる白く細い脚は震えている。
「解っているだろ?」
その日俺は、レイプ同然に、いや、汐莉をレイプした。
「っっ、痛い、痛いよう」
必死に痛みを訴える汐莉を後目に、俺は構わず力づくで先端をあてがう。
「すぐに良くなるから、大人しく言う事を聞くんだ」
(二年間指と舌先で拡げたのだから、何も引き裂く様な痛みと言う訳ではあるまい)
実際、指二本呑み込める様になり、膣孔も潤い受け入れられる程に育ててきたのだ。
少なくても、汐莉の身体の準備は整いつつあった。
それを今更、他の男にくれてやる訳にはいかない。
「あぐぅっ、うぅっ、ぐぅっがあぁぁ」
あてがった先端が定まると、躊躇う事無く腰を深く沈め根元まで捻じ込む。
可愛さ余って憎さ百倍とは、まさに今の心境だろう。
迷う事無く力一杯激しく突き上げはじめる。
「あっ、あがぁっ、がぁ……」
腰を深く突き入れるタイミングに合わせ、半開きの口から嗚咽が絶え間なく漏れる。
このまま汐莉の膣を引き裂き、壊しても良いとさえ思えた。
「ほうら汐莉、しっかり根元まで咥え込めたね。たっぷり、おまんこ可愛がってあげるよ」
嗜虐心に満ちた表情で、俺は汐莉との結合部を眺め、そう囁きかける。
陰茎にまとわり絡み付く、甘美なまでの感触が俺を更に狂わせる。
更なる悦びを引き出す為に、華奢な身体にしがみ付く様に腰を蠢かし続ける。
引き出す都度雁首が、汐莉の膣孔臍側の内壁をなぞり上げる。
まるで釣り針のかえしが如く、一度挿し入れたら捕えた獲物を逃さない。
それは俺の先端より、歓喜の飛沫が放たれるまで外れる事は無かった。
「びゅくぅっ、びゅくっ、びゅくっ」
浅い膣底に届いた陰茎の先端より、粘度の高い体液が吐き出され幼膣を満たしていく。
破瓜の痛みに打ち震える汐莉を余所に、俺の陰茎は射精後も鎮まる事無く硬直を保っていた。
先程まで欲望に貫かれていた汐莉自身に目をやると、注ぎ込まれた体液が逆流し溢れ出している。
生出しする事に若干の迷いはあったが、後悔は無かった。
これで少なくとも俺が汐莉にとっての、初めての男になったのである。
本人の意思とは無関係に、この先この事実が変わる事は無い。
それは俺にとっても同様で、この先中学生の処女孔を貫き生出し出来る機会が巡って来る事は無いであろう。
「キシッ、キシッ、キッシ」
造りの粗雑な安物のベットが軋む音が室内に空しく響いていた。
一度の射精では到底治まりきらない欲求は、13歳の愛姪を更なる淫獄へと突き落としていく。
「くっぅ、っはぁ、はぁぁ、あぁぁっ」
まだ膣内に残る体液が潤滑剤の役割を果たし、先程よりも陰茎の抜き差しが滑らかになり格段に具合が良い。
大きく拡げさせ結合部に目をやると、それが視覚的にも良く解る。
眉を寄せ苦悶の表情を浮かべる汐莉は美しい。
幼気な膣孔に繰り返し吐出され続ける欲望。
それでも俺の身勝手な渇きは、充たされる事はなかった。