〈恥虐の花嫁・銭森春奈〉-16
『い、イキそうだ……ククク……』
「やッ…やだあッ!!誰か…お願い誰か来てぇぇ!!」
『私も…私も出ちゃいそうよ……』
前後から悍ましい台詞を吐かれ、春奈は発狂寸前だった……尻の中と、子宮の中に鬼畜達の精液が注入される……春奈の脳裏には、何時か観たサイトの画像の、SMプレイでボロボロにされ、白目を剥いて床に転がる女性モデルの顔が浮かんだ……。
『初めて見た時からよ、俺はお前をレイプしたくて堪らなかったんだ……あぁ……気持ちいいぜぇ!!』
『もう駄目!もうイッちゃうぅ!!』
「ホントにやめてッ!!お願い……あ"〜〜〜〜ッ!!!」
二匹は、ほぼ同時に射精をすると、もっと体内深くに放出しようと春奈をギュッと抱き締め、肉棒をグイグイと突き刺していった。
春奈の股間には二匹の下腹部が密着し、熱い精液を勢いよく射出していく。
スーツと身体は汚され、揺らぐはずのない〈決意〉はガラガラと崩れた。
役目を終えた春奈は床に降ろされ、侮蔑しか見えない視線の的となっていた。
『……よくもワシという男が在りながら、他の男と……』
仰向けに転がり、汗だくな顔面に乱れた髪が纏わりついている。
二つの穴を責められ、朦朧としている春奈を、サロトは冷たい目で見下ろしていた。
助けようともせず、凌辱に加担していたサロトは理不尽な怒りを春奈に向けていた。
『春奈はワシの物じゃぞ?何度も何度も、ワシの花嫁じゃとあれ程言うたではないか?』
「……う…ぐ……た…助け……」
息も絶え絶えな春奈は呟くように呻き、力無く頭を振って受け入れ難い現実を否定しようとしていた。
女体は弄ばれ、肛門までも玩具のように扱われた。
誇りも人権も引き剥がされ、心の拠り所だった姉妹までも……サロトの言葉など耳の隅にも入らず、ただただ腰骨を砕かれたような強烈な痺れに魘(うな)されている……。
『……聞いておるのか、春奈……?』
サロトは春奈に伸し掛かり、顔面を覆う髪を掻き上げて頬を両手で包んだ。
それは労りなどではない抱擁であった。
「あごぉッ!?ぶッ…ぶぶぶ!!」
サロトの分厚い唇が、可愛らしいアヒル口に吸い付いた。
吐き気のする口臭は相変わらず酷く、その唾液が口の中に流れ込んだだけで、春奈は胃液が逆流しそうになった。