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禁断の日曜日
【姉弟相姦 官能小説】

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禁断の関係-1

両親が地区の集まりに出かけた日曜日、仕事休みのまり子は一階のリビングに下りてきた。ソファには5つ年下の弟賢太郎が浮かない顔をして座っている。
「居たの?なに‥‥深刻な顔して?」
まり子は冷蔵庫の中からペットボトルのお茶を取り出し、賢太郎を眺めた。
「うんん‥‥」
冴えない顔の賢太郎は言葉が重い。
「なに?レギュラー落ち?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
返事のない賢太郎にまり子はてっきりそう思った。あんなに部活に励んでいただけにショックなのだろう。
「そう?次があるよ」
そう励まして冷たいお茶が喉を通りかけた時、弟がふと呟いた。
「なあ姉ちゃん、エッチさせてくれ!」
ブゥッ‥‥ゴホッ ゴホッ‥‥
まり子はいきなり耳にした言葉に思わずお茶を吹きこぼした。
「アンタねえ!?何言ってるの?ゴホッ‥‥」
賢太郎は咳き込むまり子を真顔で見つめる。
「頼む!なあ? 」
「バ、バカ‥‥何よ?何言ってるの?レギュラー落ちしたからって‥‥」
賢太郎は両手を合わせて座り込んだ。
「違うよ!ただ、ただ童貞を卒業したいんだ!頼むよ‥‥」
「へっ、急にそんなこと言われても‥‥ム、ムリよ!私たち姉弟なんだから‥‥」
いくら仲の良い弟とはいえ、そんな頼みなど到底受ける入れることは出来ない。まり子はきっぱりと賢太郎を突き返す‥‥はずだった。
「どうしてもダメ?じゃあ言うよ?」
賢太郎が開き直りなにかを切り出す。その言葉がまり子は妙に気になった。
「え?言うって何よ?‥‥何なの!?」
「俺知ってるんだ、姉ちゃんがひとりでしてること‥‥タンスの引出しに隠してあるんだろ?」
まり子は唖然として固まった。
「アンタ何でそれを!?」
顔が急に熱くなる。タンスの引出しにはローターを隠しているのだ。ムラムラした夜にそれを使ってこっそりとオナニーを‥‥でもなぜ弟がそれを‥‥。
「何でも知ってるよ!」
そう思っていると賢太郎が強がった。
「いいの?母さんに言っても?」
テンポよく続く言葉が不思議と弱味でも握られたかのような力を持つ。
「バカなこと‥‥それは‥‥!!」
顔をパタパタと仰ぎ明らかに動揺した。そんな恥ずかしいことを母親に言われてしまったら‥‥ムリだ。
「やめてよ!大体なんでそれを‥‥」
弟に見られていたのだろうか?想像するだけでまり子は恥ずかしくなった。
「じゃあエッチさせてよ!‥‥なあ、お願い!」
賢太郎はまり子に両手を合わせたまま、まったく引こうとはしない。まり子は戸惑った。
「誰にも言わないから、だから姉ちゃんで卒業させてくれよ!お願い‥‥」
今まで見たことのない賢太郎の真顔に、まり子はすっかり押されてしまった。
「わ、わかったから‥‥」
気持ちを落ち着かせようとお茶を一気に飲み干した。
「だから、誰にも言わないで‥‥‥‥部屋にいるから‥‥」
賢太郎に振り返ると、まり子は階段を上り自分の部屋に戻った。



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