迷路〜危険な恋-6
パスッパスッパスッパスッ‥‥
沙希さんは呼吸を乱し大きく仰け反ると、僕はバランスを失ってしまい沙希さんを支えきれなくなった。沙希さんは僕の横に一回転すると、縛ったバスタオルがほどけた。肩で息をする沙希さんは虚ろな目で僕を見る。もう何度も絶頂を迎えている事はわかっていた。
『ゆ、ゆうくん‥‥はあっ‥‥はぁっ‥‥やめて?』
首を横に振り続ける沙希さんに苛立ちが募る。
「沙希さん‥‥」
なんで素直に受け入れてくれないんだ?僕は沙希さんに飛び付いた。力のない腕で沙希さんは抵抗をみせるが体はすぐに重なる。
ズブッ‥‥ズブッ‥‥ズブッ‥‥ズブッ‥‥ズブッ‥‥
仰向けの沙希さんに強くしがみつき、これでもかと肉壺を打ち付ける。
「沙希さん‥‥はぁっはぁ」
『うっ‥‥ん‥‥はぁ‥‥ん‥‥』
耳元に沙希さんの喘ぎが響く。もうダメだ。
「はぁっ、あぁ‥‥」
そろそろ限界が近い。
『い‥‥はんっ‥‥んん‥うぅ』
言葉にならない喘ぎ。僕のモノはもう我慢出来そうもない。
「はぁぁぁ‥‥あぁぁぁ!!!!」
目を閉じた。壊れるくらいに腰をぶつける。本能に任せ快楽が僕を導く。
「うぁぁぁぁ!!!!」
『‥‥‥‥‥‥』
沙希さんにしがみつく。もうイクっ!!
ドクン‥ドクン‥ドクン‥ドク‥ドクッ‥‥ドクッ‥‥
肉壺のなかで僕のモノは弾けた。沙希さんの上で僕はぐったりと覆い被さる。しばらく‥‥。
ビクンッ‥‥ビクンッ‥‥
徐々に戻る脈が僕の頭を呼び戻した。急に血の気がすうっと引いていく。腕の下で沙希さんは目を開けてぐったりとしていた。しまった!?沙希さんの中に‥‥中に出してしまった!!上半身を起こし恐る恐る肉壺から引き抜くと、白濁した粘りが沙希さんの肉壺からトロッと溢れだした。
『‥‥‥‥‥‥‥‥』
沙希さんは天井を眺め放心状態。
「あっ‥‥沙希さん‥‥‥‥」
ごめんって謝っても時すでに遅く‥‥。
「沙希さんがいけないんだ‥‥」
僕は開きなおった。
人の奥さんを好きになり、手を出してしまった僕には、このあと誰も知らない悲惨な運命が待ち受けている‥‥‥‥
完