迷路〜危険な恋-4
『 ほらっ‥‥やっぱり私‥‥』
「もういいよ!沙希さんそれ以上は‥‥」
『ねえ、優くん聞いて?私は結婚して子供もいるし‥‥』
必死に説明する沙希さんの姿を見るのが僕は辛くてたまらなかった。
『たがら私はこんなことはしたく‥‥』
沙希さんは口走った。今まで濁してきた言葉が本音となって出たようだ。慌てて口を抑えた沙希さんは後退りするように肉壺の中から僕のモノを引き抜いた。
「‥‥‥‥そんな‥‥」
沙希さんは足を斜めに揃えると乳房を腕で隠して僕を避けるように座り込む。
『優くん‥‥帰ろ?』
あんなこと聞かなければ良かった。でも聞いてしまった。気持ちの整理がつかないのに僕のモノはどういう訳かまた急激に脈を刻む。
「さっきまであんなに濡れて感じてたのに‥‥」『えっ?』
その呟きに沙希さんが振り向いた。ビクビクと膨張する僕のモノに視線を落とすと、口を開いて驚いている。沙希さんは急に慌ただしく立ち上がった。
『ねえ優くん、帰ろ?ねっ?』
口元は穏やかに笑っているが、明らかに怯えている表情が僕を刺激した。乱雑に置かれた沙希さんのバスタオルの脱け殻を僕は手にとる。
『何をする気?』
不安げな表情で見つめる沙希さんに僕は飛びかかった。
『優くん!優くん!?』
うつ伏せで倒れた沙希さんの上に僕は覆い被さり両手をギュッと掴んだ。
『優くん、やめて!』
バタバタと暴れる沙希さんだが両腕を背中に着けると動けなくなる。細く丸めたバスタオルで沙希さんの両方の手首を縛った。
『ちょっと‥‥優くん!?何をするの?』
沙希さんは縛られたまま半身になってシーツの上を這いながら僕から遠ざかる。
僕は沙希さんの足首を掴んだ。
『いや‥‥!!』