反抗 犯行-1
ガタガタと揺れる。
電車などない。
汽車しかない田舎。
朝きた道を、また汽車でもどる。
「なんだその態度は、やる気がないならかえれ」
いつものお決まりのセリフ。高校生にそのセリフ言ったらみんな帰っちゃうよ?
「進路を考えろ」
そんなん知るかよ!あたしらは今しか考えない。頑張ったからなに?なにもかわらない。あたしらはすさんでる… 田舎だし、することないし。汽車1時間に一本だし。
今日は一人だった。眠たくてかえってきた。無人駅でタバコをふかしながら、ぼ〜っとする。あたしの好きな時間。
近くで集団で帰ってきた後輩たちが騒いでいる。タバコをすいながら眺めていたら、意味もなくイラついて思いきりドアを蹴った。キャァキャァ騒いでいたアホどもは静かになり、しばらくしてまた口を開く。きっとあたしの悪口だろう。あたしは笑う。声にだして…あたしの頭は狂ってしまったのだろうか?教師たちの言葉か何度となく巡る。
「お前みたいな人間は学校の恥じだ」あたしがなにをしたの?「辞めてしまえ」あたしがなにをしたの?
違う狂ってるのは教師や学校だ…
じゃぁお前達はアタシの何を知ってる?
いつかお前等はきずくだろうか…
生徒たちの訴えに…
なぜ生徒たちは反抗するのか…
ヤラレタコトハヤリカエス
腐ッタヤツラハドッチダ?
オモイシラセテヤルヨ!