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鳳学院の秘密
【学園物 官能小説】

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終章 夢幻-2

 少し早足になる彼女は、年相応の女の子らしい喜びの表情を浮かべている。せめて学院にいる間だけは、喜びも悲しみもする、一人の女の子として扱ってあげたい。今や駆け出しそうになる背を追いながら、そんな風に思う。


 ドアを開けると、濃密で淫靡な空気が漂ってきた。
 文化棟の地下深く、享楽の間と呼ばれるその部屋では、部屋の名が示す通り、快楽を貪る行為が繰り広げられていた。
 部屋の主である直哉様は、キングサイズのベッドに腰掛け、壁際のスクリーンに目を向けている。その引き締まった裸体には、制服姿の四人の女性が侍っていた。
 直哉様の足元には二人の女生徒がうずくまるよう跪いている。ちゅぱちゅぱと音がするのは、屹立した陽根に彼女達がしゃぶりついている音だった。二人のスカートはめくりあげられ、こちらに向けたお尻をもぞもぞと蠢かし、官能を引き出すべく奮闘している。
 「はむぅ‥、んぅ‥、ん‥、んぅ‥」
 日本人形の様に整った美貌の少女、報道部の大河内紫苑は、口をすぼめて亀頭を出しいれして、一生懸命にしごいていた。両手は自分の股に差し込まれ、フリル付きのピンクのパンティに包まれたお尻を揺らしている。
 「あっ‥、はっ‥んっ‥んふっ‥」
 その隣で陽根に指を這わせ、一心に舐めまわしている知的な容貌の少女、生徒会副会長を務める桐生早紀は、艶めかしく喘ぎながら奉仕に励んでいる。ブルーのストライプの入ったパンティの上から直哉様の指が秘部を弄っており、喘がされるたびに熱い吐息が陽根にかかる。
 ベッドの上ではもう二人の女生徒が、しなだれかかるように寄り添い、制服の胸もとをはだけ乳房を押し付けあっている。
 「どう、直哉様、私の方が気持ち良いでしょ?」
 直哉様の顔を抱きかかえ、豊満な乳房に埋めさせる大柄な娘、報道部の藤堂瀬里奈は、淫らな笑みを浮かべている。
 「駄目、わたくしの方がもっと気持ち良くさせてあげられますわ」
 凛々しい面立ちにうっとりとした笑みを浮かべた娘、生徒会長候補であった伊集院薫は、かつてのライバルの顔を奪い返すと、自分の胸に押し当てる。大きさこそ劣るものの、形の良い乳房は男心をくすぐるもので、乳首に舌を這わされると、色っぽい嬌声をあげる。日頃執務でお疲れの直哉様を、私達が慰労するのは当然のことで、彼女達はひたむきにその務めを果たしていた。
 「ああぁん!あはっ、おちんちんが奥まで当たって、‥あっ、あんっ、やあぁん!」
 もう一つのお勤めを果たす声は、スクリーンの中から聞こえてきた。映し出されているのは、別室で繰り広げられている情事の様子で、脂ぎった顔をだらしなく緩めた男が、金髪の少女を後ろから責め立てていた。


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