余韻-2
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ケンジと真雪の身体は動かなくなった。しかし二人の身体はまだ熱かった。
ケンジと繋がった真雪の谷間から、どぷどぷと白く濁った液が溢れ出ていた。
「ま、真雪、ごめん、溢れてる……」
「ふふ。大丈夫。慣れてるよ。龍もそうだから」
「そ、そうか……」
「噂通りだね。ケンジおじも大量に出すんだね。さっき口の中にあれだけいっぱい出した後なのに、すごいね。絶倫だよ、ケンジおじ」
ケンジは照れたように笑った。「さ、三回分だからな。気持ち悪くないか?」
「だから龍ので慣れてるってば」
「俺がミカに中出しした後も、一枚や二枚のティッシュじゃ全然足りないんだ」
「でしょうね。この量じゃ」
「俺たちはいつも絞った濡れタオルを用意しとく」
「いい考えだね。あたしたちもまねしよ」
「しかし……」ケンジは困ったように真雪の笑顔を見下ろした。
「どうしたの?」
「すごかった……」
「何が?」
「おまえ、イくときいつもああなのか?」
「ああなのか、って?」
「もう、俺、どうにかなっちまうかと思ったよ。吸い込まれて、押さえ込まれて、ぶるぶる刺激されて……。おまえの中全体がバイブレーターだった」
真雪は小さく噴き出して、少し赤くなって言った。「気に入ってくれた? ケンジおじ」
「イくにイけなくて……もう限界って時にいきなり突き落とされる。あんな経験は初めてだった。拷問されているようで……。でも無茶苦茶気持ち良かったよ、真雪」ケンジは照れたように笑った。
「良かった。ケンジおじを満足させられて」
真雪もにっこり笑った。
「あんなワザ、いつ覚えたんだ?」
「二人の子どもを産んでから、あたし膣トレに励んでたんだよ」
「へえ!」
「龍をずっと気持ちよくさせてあげたかったしね」真雪はぱちんとウィンクをした。
「その成果なのか? あのワザ」
「結果的にそうなるかな。いつの間にか自然とできるようになってた」
「龍は幸せモンだな」ケンジは微笑んだ。
「いつもいっぱい汗かいて、死にそうな顔をして、大声上げてるよ」
「だろうな。いやあ、凄まじかった……」
ケンジは真雪の髪を撫でながら言った。
「真雪はどうだった?」
「もう完璧だよ。ありがとうケンジおじ。すっかり元通り。もう100l回復」
「そうか、それは良かった」
「あたし、あんな場所で動かれるの、初めてだった。すっごくいい気持ちで、今まで感じたことのない快感が身体中を突き抜ける感じがしたよ」
「オトコってヤツは、どうしても奥まで押し込みたがるものだけど、女性の浅いところって、結構敏感で感じやすいんだ」
「あたしオンナなのに知らなかったよ、今まで」
「龍にもちゃんと教えとくよ」ケンジは真雪の顔を見て微笑んだ。
「最後はちゃんと奥まで来てくれたね。ありがとう、ケンジおじ」
「真雪に残っていた1lを消し去るため。そうだろ?」
「うん」
「っていうか、おまえが奥まで吸い込んだんだろ」
「えへへ……」
「でもな、俺もオトコだから、やっぱり最後は奥深いところでイきたかった。それも本音」ケンジは照れたように笑って頭を掻いた。
「いいんだよ、それで」真雪も微笑んだ。「それにケンジおじ、続けて三回、イってくれたね。約束以上」
「な、なんだか一回じゃ収まらなくて……」
「おじさんほんとに絶倫だね。でも嬉しかったよ。あたしもとっても感じてた。すごく気持ち良かった」
「おまえの身体が、あまりにも魅力的で、俺も何だか、目一杯燃えちまった」
「不倫してるみたいだった?」
「いや、したことないから」