もう一つのクライマックス-3
「じゃあ、いよいよフィナーレ」真雪は笑った。「いっぱい注ぎ込んでよ。あたしの身体の奥に」
ケンジは赤くなって言った。「今は大丈夫なんだろうな?」
「え? 何が?」
「確実に安全期なんだろうな? 俺、孫より年下の子どもを作る気はないぞ」
真雪は笑った。「大丈夫。ミカさんもあたしも今は安全期だよ。間違いない」
「え? ミカもなのか?」
「そうだよ。今日を設定したのは、それに合わせたんだもん」
「そ、そうだったんだ……」
真雪はケンジの耳に口を寄せて囁いた。「ミカさんも龍に中に出してもらうつもりだって、言ってたよ」
「えっ? でも、龍はおまえ以外の女性の中には絶対に出さない、って誓ったんだろ?」
「ミカさん、龍を落とせるかな」
「微妙だな」
真雪はケンジの身体に腕を伸ばした。「愛し合おうよ、ケンジおじ」
「おまえの中に出すのは、だけどこれっきりだからな。って、愛し合うのもこれっきりだが……」
「うん。わかってる。あたしも龍以外のものを受け入れるのは、これで最後。唯一の例外」
「真雪、おまえは俺にとっても大切な女性だ」
「ありがとう、ケンジおじ。あたしにとっても……」
真雪はケンジに顔を近づけ、そっと頬に手を当ててキスをした。そして額同士をくっつけ合って囁いた。「激しくイかせて。そして、できるだけ奥の深いところに放ってね」
ケンジはゆっくりと真雪の身体に覆い被さった。そして熱い息を吐きながら、口を自分の唇で塞いだ。そして真雪の唇を舐め、吸い、舌を絡め合い、柔らかく拘束しながらまた吸った。
「んん……」真雪は小さく呻いた。
ケンジのキスは長く続いた。真雪は大きな海の中にゆらゆらとたゆたうように、身体を静かに揺らしていた。いつしか彼女のショーツはぐっしょりと濡れていた。
ケンジの手が真雪の身体を温かく抱きしめながら、背中のホックを外した。豊かなふたつの膨らみがぷるん、と解放された。ブラを取り去ったケンジは大きく、温かな手で、彼女の乳房を包み込み、優しくさすった。
「ああ……」真雪は熱いため息をついた。
ケンジの口が真雪の乳房を舐め上がり、乳首を捉えて吸った。舌で小さく転がして、また吸った。真雪の身体の奥に、火がともった。そしてそれはどんどん身体中に燃え広がっていった。
ケンジの舌は、真雪の全身をくまなく移動し、最後に彼女の中心で止まった。
「んあああっ!」真雪はびくん、と身体を仰け反らせた。
ケンジはそっとすでにじっとりと濡れている真雪の黒いショーツを脚から抜き去り、そこにあった小さな粒を唇で挟み込んだ。「あ、ああっ! ケンジおじっ!」
ケンジの舌や唇が彼女の豊かに潤った谷間とその中、入り口にある粒を刺激した。真雪は身体をくねらせ、その快感に身を委ねた。「も、もう、イ、イっちゃうっ! あああああっ! ケンジおじっ!」
がくがくがく! 真雪の身体が激しく硬直し、大きく震えた。