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どこにでもある ただ ちいさなおはなし
【ファンタジー 恋愛小説】

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どこにでもある ただ ちいさなおはなし1-24

ようやく揃った。

誰がそんな風に言っているようだった。
そして誰も見たことのない城がそこに現れる。

それはたった一晩の出来事だった。

たくさんの金色の蝶が時同じくして一斉に飛び立つ。
それまで島を覆っていたくさんの木々が次から継ぎへと建物や道に変わっていく。
それは家や店や学校や。
大きな国がそこに現れ、最後に何匹もの大きな金色の蝶が町と城を守るように外壁と水門を作った。

今の時代誰も知らないかつての大国、キメール・ド・イヴの姿がそこにあった。




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