すべては必然に-1
「陽菜。スポーツしようか」
キスが終わった大川さんはにやりと意地悪を言う。
「意地悪」
私の言葉にさらに口角をあげて
「じゃぁ、何?」
と聞いて来る。
「セックス」
「陽菜にとってセックスはスポーツなんだろ?」
「意地悪」
「じゃぁ、なに?」
「大川さんと愛し合いたい。抱いてほしいの」
やっとのことで言った言葉が終わらないうちに
噛みつくようなキスをされた。
「髭がなくて寂しい」
「髭がなくても俺。身体は覚えてるから安心しろ」
大川さんは髭のないほほを私のほほにこすりつけてから
私を抱き上げて寝室の中に入った。
本当にそっとベッドに寝かされて大川さんは私の首筋に鼻をこすりつけて
「ごめん陽菜。優しく出来ない」
そう言ってパジャマの中に大川さんのごつごつした手が
中に入ってきて胸をもみしだく。
「なぁ・・・このおっぱい誰の?」
「おおかわさんの・・・」
その返事に満足したのか、パジャマを全て脱がして上から私をじっと見つめる。
「この身体、だれの?」
「お・・おかわさん・・・の」
やっぱり満足そうに笑ってぎゅっと私を抱きしめた。
「陽菜。やっと俺のモノになった」