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ファースト×××
【その他 官能小説】

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ファースト×××-4

あたしも、凌が好きだよ。
言いたいのに声が出ない。そのまま闇に吸い込まれた。

どのくらいあたしは意識を手放していたのだろう。
目を開けると不安そうな顔をした凌が見えた。
「…凌。」
声を掛けるとほっ、と安堵の息を吐いた。
「良かった…。このまま目、覚めなかったらどうしようかと思った。」
体を起こすとぎゅっと抱き締められる。
暖かくて…居心地がいい。
この腕にずっと抱き締められていたい。
「あたしも、凌が好きだよ。」
さっき言えなかった言葉を告げた。
「えっ?」

ぱっ、とあたしの体を離し驚愕している。
「さっきの返事。」
にっこりと笑う。
「すげ…嬉し…っ。」
再び抱き締められ…。
「え…ちょ…っ。」
あたしはまたベッドに沈んだ。
「晴れて恋人同士になったんだから、愛の確認!」
そう言って笑うと鎖骨に強く吸い付いた。
「…っ。」
なんかじくじく痛い…。
「よし、所有の印も綺麗に付いたことだし。」
一人満足して首筋に唇を這わせる。
それが、キスマークだと気付いたのは帰り際のシャワーを出た後。
「明日…体育あるんですけど…。」

なんか悔しくなって出る間際、制服のシャツから見えるか見えないかの所に「所有の印」を付け返した。


〜Fin〜


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