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出会いは必然に
【女性向け 官能小説】

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告白は偶然に-5


「陽菜。ひな。おい。リビングで寝たら風邪ひく」

軽く揺り起こされ
寝ぼけた目で見ると、大川さんが私を起こしていた。

「陽菜。俺のパジャマ抱きしめて何してんの?」
「おおかわさん。帰りは明日だったんじゃないの?」
「陽菜が心配で帰ってきた」
「うん。寂しかったよ・・・」

私は大川さんのほほを撫でた。

「髭がないのなんか寂しいねぇ・・・」
「陽菜。ごはん食べた?」
「うん。山田と食べてきた。髭がないねぇ」
「オトコ?」
「同期。髭ってどれぐらいで伸びるの?」
「オトコか聞いてんの」
「ん」
「うん、じゃ分からない。オトコ?」
「男」

軽くため息をついた大川さんはほほから私の手をはがした。

「陽菜。同期だからって簡単に男と二人でご飯に行っちゃダメだろ?」
「あ。山田も言ってた。お隣だからって簡単に大川さんと二人になるなって」
「・・・・・そいつ陽菜のこと好きなの?」
「山田が・・・・?ないない!あいつは彼女にデレデレ」
「ふ〜ん。これから気を付けなよ?」

なぜだかよくわからないけど
今の大川さんの言葉にカチンと来た。

気を付けなよ?

気を付けなよって・・・・なんで?

なんで彼女でもない私が大川さんにそこまで言われなきゃいけない?





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