（第一章）-2
プレイでありながらも私が与えるすべての苦痛が、彼の快楽となっていくのだ。私の前に跪い
た男の性器を嬲り、黒光りのするハイヒールで肉棒を踏みつけ、嗜虐心の昂ぶるままに、高々
と突き出した男の尻肌に血が滲むくらいに鞭を振り降ろす。鞭の条痕を尖った指爪でなぞり、
私の優しげないたわりの言葉と男の自尊心を罵倒する叫びが男に深い悦楽をもたらす。男の
恍惚とした悦楽の姿こそが甘美すぎるほどの夢幻の欲情を私にもたらすのだった。
苦しげに唇を歪ませる男は、私の聖水を求めてぽっかりと口を開いている。
「そろそろ、出してあげるわ。一滴もこぼさず、飲みほすのよ…ほら、しっかり口を開けなさ
い…」
私の湿った股間の足元で、男は、まるで乳を欲しがる赤子のように唇を大きく開き喘いでいた。
一瞬、私の股間の濡れた尿口が小刻みに痙攣する。するとわずかに色を含んだ尿液が男の顔面
に少しずつ滴り始める。男の顔面が歓喜でゆがみ、うすい色を含んだ私の尿汁が少しずつその
唇に吸い込まれていく。
…うぶっ…うぐぐっ…
喘ぐ男の唇から溢れた尿液が首筋に幾筋かの線を描き、糸を引くように胸肌に流れていく。
私はわずかに腰を低くし、彼の顔面に股間を近づけ、苦しげに喘ぐ男の唇の中にさらに尿液を
注ぎ込む。
…うぐっ…うぐぐっ…ううっ…
男の喉元が微かな収縮を繰り返す。唇から溢れた尿液が顔面を濡らしながらも、男は滴る私の
聖水を必死にとらえようとしていた。息を切らせ、私の股間から滴り落ちる尿の最後の一滴ま
で彼は求めていた。私の生温かい尿汁が男の喉をとおり、彼の体の中にたっぷりと注がれるこ
とに、私は情欲の熱い高まりを感じていた。
「どうかしら、私の聖水のお味は…。うれしいでしょう、ほら、おチンチンがこんなに悦んで
いるわ…」
尿液で濡れた鼻翼をひくつかせる男は、濡れた上唇を舌でなぞりながら恍惚とした表情を浮か
べ、聖水の快楽に酔いしれたように勃起しきったペニスを伸び切らせている。
私は白い腿を開き、腰を低くしながらゆっくりと男の顔に跨る。太腿の狭間で男の顔が苦しげ
に歪む。微かに尿汁を滲ませた肉の割目を男の口元に強く押しつけ、秘丘の茂みを彼の唇に烈
しく擦りつける。
「ほら、最後の後始末まで、しっかりやるのよ…」
男は放心したように息を切らせていた。男の顔面に股間を開いて跨った私は、両腿で男の顔面
を挟み込み、濡れた割れ目と臀部によって男の頬を少しずつ圧迫していく。
…あぐっ…ううっ…
私の割れ目をくすぐるような男の嗚咽か洩れる。
腰を振り、男の顔に臀部で重圧を与えると、彼の唇は卑猥にくねり、私の肉びらの粘膜を掻き
上げ、喜悦を貪るようによじれる。