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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈終着点〉-6

『……なんじゃコイツは?』

『胸が大きいって事しか取り柄が無い感じ?下品な牝豚ねえ?』


二人の言葉は辛辣で、まるで興味を示さない。
やはり過去の獲物のような、幼い美少女か、スレンダーな女が好みなようだ。


『コイツは部下の方々へのプレゼントでして……そろそろ瑠璃子も用済みじゃないかと……』


専務の言葉に部下達は色めき立ち、一斉に静香を取り囲んでジロジロと視姦していった。
胸と尻の肉感は瑠璃子を凌駕していたし、全く文句のつけようがない。
その素晴らしい肉感に、部下達の興奮は高まる一方だ。


『じゃあお前達にくれてやる。好きにするがいいわい』

「嫌よぉッ!!嫌………」


ついに静香までも眠らされ、部屋から消えた。
あとはそれぞれが好みの牝が待つ部屋へと向かい、欲望を発散させるだけ。


『礼を言うぞ。春奈は写真より可愛いし、もう一匹の牝も悪くない……暫くは寝不足の日々が続きそうじゃ……』


サロトは笑顔の専務の肩を叩くと、そそくさと部屋を後にした。


『ホンットに今回の牝は最高ッ!!もう我慢出来ないわあ……』


タムルも専務の肩を叩くと、そそくさと部屋を後にした。
まだ香木の商談もしていないのに、肝心の二人は消え、専務とその部下達だけが貨物船に取り残された格好だ。


『……何をボーッとしてる。早いとこメンテナンスを始めろ……』


春奈と奈和はサロトが、景子と優愛はタムルが占有した……このままで行けば、またも誰も姦れないまま終わってしまう……苦虫を噛み潰したような顔をして、専務は貨物船から下りた……勿論、サロトに直談判する為にだ……。






――――――――――――


『サロト様、準備が整いました』


膝枕にした美津紀の頭を撫でながらも春奈を心待ちにしていたサロトに、部下からお呼びの声が掛かった。


『うむ!苦しゅうないぞ』


サロトは離れたくないと縋り付く美津紀を退けて、部屋を後にした。
ドアを開けて直ぐ隣の部屋が、春奈の監禁されている部屋……至近距離に二人の姉妹は居るのに、互いにそれを知る由も無かった。

サロトは満面の笑みを湛えながらドアを開けると、そこには真新しいパイプベッドと、純白なシーツの上に仰向けに寝転がる春奈の姿があった。



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