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Betula grossa
【ラブコメ 官能小説】

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嫉妬......-19

「うわぁ......またやっちゃったよ......私、結婚式以外で実際にキスしてるところを初めて見た......」
「私も......いいなぁ......」
「あんた達はそれでいいかもしれないけど....私は複雑よ....妹だから....まっ家の中でしてるのなら文句を言わないわ......」
「えっ?なんで?」
「この前、見ちゃったのよね....あの子達がキスしているところ....しかも外でよ!外!......どこのバカップルがって思ってたら妹なのよ!信じられる?」
「それはちょっと退くわね....」
「でしょ!」
「でも....いいなぁ....私もしてみたい......」
「梓!お前は......」

「香澄さん!聞こえてますよ!飲み直すんじゃなかったんですか?いい年齢して覗きなんて......」
俺がそう言うと亜梨紗は恥ずかしそうに頭から毛布を被り、香澄さん達は慌てて離れて行った。
「どうしよう....明日どんな顔で姉さんに逢ったらいいのかしら......」
「たぶん....香澄さん達も泊まるだろうから....気まずいね......」
「うん....あっ!そうだ!純!今日泊まって行って!」
「えっ!!」
俺は思わず亜梨紗の顔を見た。
「ね!いいでしょ!アタシを助けると思って!」
(それは俺に生け贄になれと....)
「あの....俺、明日早いから......」
「それならここから行けばいいでしょ!」
亜梨紗は俺の意見を無視して
「ここなら怪しまれないよね....」
自分一人で納得していた。俺達はこのままリビングで泊まる事になった。亜梨紗の意見を否定出来ない俺もかなり甘いが.......


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