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Betula grossa
【ラブコメ 官能小説】

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嫉妬......-16

俺は亜梨紗を抱きしめ、再び始めようとすると
「ゴメンね....姉さん達が帰って来るといけないから....」
「俺のほうこそゴメン....」
「ううん....シャワーを浴びて来るね!」
「うん....」
「ねぇ?一緒に浴びよう!」
亜梨紗は俺の手を引いて立たせて、着ていた服を抱えた時
「あっ!」
亜梨紗がいきなり声をあげた。
「何?どうした?」
心配になって声をかけると
「純の零れてきちゃった....」
亜梨紗は股間に手を当てていた。
「ゴメン....」
なんて言っていいのかわからずそう言うしかなかった。
「なんで謝るのよ!」
「だって....」
「アタシがいいって言ったんだから気にしないで!行こう!」
亜梨紗は俺の手を引いて浴室に連れて行ってくれた。
一緒にシャワーを浴びている時、亜梨紗に襲いかかりそうになるのを必死に我慢した。

シャワーを浴び終えて、リビングで寛いでいると
「ねぇ?お腹すかない?なんかとろうか?」
「えっ?」
亜梨紗を見ると携帯を手にしていた。
「何がいい?」
「なんでもいいけど....普通こんな時って、何か作ろうか?って聞くんじゃないのか?」
「ハハハ......アタシに女の子らしい事は期待しないで....アタシが作った料理を食べるなんて罰ゲームになっちゃうよ....」
「そうなの?」
「うん....」
亜梨紗は恥ずかしそうに頷いた。
「それなら俺が何か作ろうか?」
「えっ?いいの?」
「簡単な物でいいなら!」
「うん大歓迎だよ!」

俺が作ったチャーハンを食べた後、俺達はソファーに寄りかかって、ひとつの毛布にくるまってテレビを見ていた。
「なぁ?さっきから俺に対する言葉がいつもと違うような気がするんだけど....」
「そう?」
「うん....なんか俺に甘えているような....気のせいじゃないよな?」
「うん!純に甘えているから!ダメ?」
「ダメじゃないよ....むしろ嬉しいって思うけど....」
「良かった....純にだけだから....アタシが甘えるの....」
「俺だけか......」
「うん....純だけ......ねぇ?純?聞いてる?」
「......すぅ......」
「寝ちゃったか......じゃ遠慮なく......」
亜梨紗はそう言って俺の胸に顔をうずめた。俺の意識は半分眠っていた。




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