嫉妬......-14
「!!!」
亜梨紗は顔を赤らめ
「私なんかでも大きくなってくれるんだ......」
嬉しそうに呟いた。
「あたりまえだろ!なんでそんな事言うんだ?」
「だって....アタシ....梓さんと違って貧弱な体をしてるから....純だって....梓さんみたいなほうがいいんでしょう?」
「バカ!俺は亜梨紗が好きなんだ!亜梨紗は俺には勿体ない女の子だよ....好きだよ亜梨紗......俺には亜梨紗しかいないよ......」
「私も純が好き!純だけだよ!」
俺は亜梨紗を抱きしめキスをした。
「続き......してもいいよ......」
「ここで?」
「バカ!こんな所で出来るわけないでしょ!私の部屋に連れて行って......」
「ああ......」
俺は亜梨紗をお姫様抱っこして抱き上げた。
「重くない?」
恥ずかしそうに亜梨紗が囁いた。
「少し......」
俺は意地悪をしてみた。
「えっ!!ウソ!!ヤダッ!」
亜梨紗は俺の腕から降りようとした。
「本気にするなよ!冗談なんだから!」
俺が笑って見せると
「ヤダッ!純のバカ!もう知らない!」
亜梨紗は拗ねてしまった。
「ゴメン....なぁ....機嫌直してくれよ......」
「ダメ!許さない!キスしてくれなきゃ許さないから!」
「キスなら俺のほうがしたいんだけど....両手が塞がっている俺がどうやって亜梨紗にキスするんだ?」
「こうすれば出来るでしょ!」
亜梨紗は両手で俺の顔を亜梨紗の方に向けさせ唇を重ねてきた。
「キスしてくれたから....許してあげる!でもね..私ショックだったんだからね!好きな人に太っているって言われて!」
「ゴメン....」
「だから優しくしてね!」
「えっ?」
「ベッドの中で!」
「.......」
何も言えず真っ赤になっていると
「さっきの仕返しよ!」
亜梨紗はそう言って俺の頬にキスをした。
「亜梨紗....」
俺が照れていると
「早く連れて行って!」
亜梨紗は甘えるように囁いてきた。俺は亜梨紗に案内されるがままに歩いて行った。
亜梨紗の部屋の前に立つと亜梨紗は俺の首に回していた手を外してドアを開けてくれて、部屋に入るとすぐに灯りをつけた。俺はベッドまで亜梨紗を運び、ベッドの上に寝かせた。
「亜梨紗....愛してる....」
俺は亜梨紗の上に覆い被さってキスをした。
「んっ....んっ....んんっ.....」
俺達は夢中で唇を重ね、舌を絡めた。
「亜梨紗....愛してる....」「アタシも....愛してる....」
愛を囁き、それからまた唇を重ねた。
互いに服を脱がせあい下着姿になった。俺が亜梨紗に見とれていると
「あまり見ないで....恥ずかしいから......」
亜梨紗は目を伏せて呟いた。
「灯り....消そうか?」
「ダメ!純の目にアタシを焼き付けて!梓さんも他の女の子もみんな忘れて!ううん....アタシが忘れさせてあげる!」
亜梨紗は下着をゆっくりと脱ぎ一糸纏わぬ姿になった。俺は亜梨紗の美しさに見とれていた。
「幻滅した?」
「なんで?」
「何も言ってくれないから.....」
「綺麗だよ....亜梨紗....」
「梓さんより?」
「ああ....」
「....茉莉菜より?」
「ああ....こんな亜梨紗を見たらもう想い出せないよ....」
「純.....」
亜梨紗はキスしてきて、俺の下着を脱がせていった。