中学3年生 ヒロキ-2
いつものようにやる気でなーい!と言うヒロキに
あたしは作戦を決行することにした。
「この問題ができたら、、ちゅーしてあげる。」
「えっ?」
「解けたらねー?」
カリカリカリ、、、
「解けた!!」
「ほんとにー?やればできるじゃん!」
あたしはずるい。
だって知ってたんだ。
ヒロキは甘えん坊で構って欲しくて
やる気のない素振りを見せていたこと。
あたしのこと、特別な目で見ていたこと。