〈渇きゆく大地〉-9
『こんなにおチ〇ンチンに吸い付くなんて……あんッ!!……もう…もう大好きぃ!!』
何度聞いても鳥肌が立つタムルの喘ぎ声……この頭のイカれた異常者の精子が、今日もまた子宮に放出されてしまう……。
荒々しい突き上げに身体は翻弄され、止めどなく快感が全身を駆け抜ける。
この制御を失っていく肉体にいくら嫌悪しようが、この肉体は架純のもの……悲鳴も呼吸も甘えた喘ぎ声となり、逞しい肉棒に縋りついて遺伝子を求めた……。
(嫌だ……大…翔………)
全身を痙攣させながら薄れていく意識……その刹那に架純は〈自分〉を見失うまいと叫んだ……
大翔しか欲しくない。
自分はどんな目に遭っても、自分のままでいるのだと………。
『凄いイキっぷりねえ?ビックンビックン跳ねちゃってさ……この糞豚ッ!!』
「あぅ………はぶ…ッ!!」
タムルはいきなり架純を引き起こすと、糞と小便に塗れるシーツに顔を突っ伏せさせるように倒し、口汚く罵った。
後手と胡座に縛られ、しかも体力の尽きた架純は上体すら起こせず、ビチャビチャのシーツから顔を背ける事すら出来ず、弱々しい呻き声をあげて藻掻くのみ。
まだ架純は“許して”貰えないようだ。
『……どうせおチン〇ンで頭が一杯なんでしょ?こんな汚い糞小便漏らす貴女に、私のおチ〇チンは本当は勿体無いんだからね!!』
「ぶがッ!!ぶふあぁ!!」
突っ伏したままの架純の頭を押さえ付けて、タムルはまたも叱責した。
マスクはシーツにめり込み、悲鳴と共に細かな泡が立つ。
姦された被害者にも関わらず、架純はタムルに責められてしまう。
だが、それはやむを得ない事なのだ。
家畜ごときに御主人様を選ぶ権利など無く、その我が儘を一身に受けて気分を晴れやかにしてあげる事こそ、家畜に与えられた唯一の使命なのだから。
その事を知り始めていた女体は、がら空きの股間から惜し気もなく汁を垂れ流し、御主人様を快感の坩堝にに招きたいのだと、健気にも振る舞う。
「はあ……!!う…んうぅッ!!!」
タムルに尻肉を掴まれ、泣きじゃくる秘穴に猛る肉棒を改めて突っ込まれた瞬間、架純は弁明の余地すら無い叫びをあげていた。
愛に満ちた大翔のでもなく、容赦なく女を使い捨てする肉棒に、沸き上がる欲情を刺激されて悶え狂ってしまっていた。