〈渇きゆく大地〉-6
『ほうら……二本の指でお尻の穴が拡げられてるのよ?見えてなくたって、分かるわよねえ?』
「ふは…ッ!?ふあぁぁぁッ!!!」
ブンブンと力強く頭を振り、言葉にならぬ声をあげる……拘束具で雁字搦めにされ続け、大翔の残酷な顛末を聞かされ、恐怖に支配されながら凌辱を受け続けさせられてきた……。
性と密接に絡み合う暴力から、架純は逃れられない。
壊されていく肉体に、いくら怯えて泣き叫ぼうが、痛みは快楽の序章なのだと女体は病み、沸々と変質的な疼きが全身を擽っていく。
変態と罵倒され、そして愛でられ……片時としてタムルの腕からは逃れられない。
その肉体と精神の破壊の進行を、架純は止められないのだ……。
『……あらぁ?綺麗に糞を全部出したのねぇ?架純ちゃんはお利口さんよ……』
ゴムの管のように楕円形に伸びた肛門は、毛細血管が張り巡らされたピンク色の内壁まで見える。
架純の肉体は、タムルの調教によって破壊され、作り替えられてしまったのだ。
そんな美肉奴隷と化した牝なら、なんの遠慮も必要ない。
タムルは人差し指を引き抜くと、すっかり怒張した肉棒を、指の代わりに挿入した。
「はぶうぅッ!!……く…くうぅ!!」
架純はタムルとの結合に仰け反り、あろう事か切ない溜め息を漏らした。
柔らかく肉棒を包み込み、愛しくて堪らないとばかりに締め付けていく。
『あ…んんッ!!架純ちゃんの……気持ちいいわよ……』
胡座にされた太股をしっかりと抱き、タムルはいつも通り、ゆっくりと教え込むように肉棒を突き動かす。
肛門は、異物を入れる時より引き抜かれる時に快感を得るもの。
太い糞でもヒリ出すような排便時の解放感にも似た快感と、タムルの躍動に肛門は狂っていた。
いや、肛門だけでは無い。秘穴は腹を空かせた犬のように“涎”をダラダラと垂らし、発情した牝の臭いを辺りに撒き散らしていた。
秘穴からの涎は肛門に垂れ、肛姦をよりスムーズなものとしている。
架純の肉体は自ら進んで、変態行為を楽しんでいるようだ。
『お尻の穴で食べるおチン〇ンがそんなに美味しいの?……貴女ってやっぱり変態よ……マゾ……牝犬……汚ならしい牝豚……』
「ん"〜〜ッ!!」
いくら罵られようが、その屈辱より快感が勝ってしまう……思わず力んで肛門を締め、肉棒の滾りを感じようとしてしまう……蝕まれた女体は、精神までも犯そうとしていた……。