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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈渇きゆく大地〉-10

『やっぱり後ろから突かれるのが好きなの?そうよね?四つ足で這いつくばるのがお似合いな、汚ならしい家畜ですものねえ?』

「はう…ううんッ!!ぶふ!!ぶぷぷッ!!」


自身の糞尿に塗れたシーツに顔を突っ込んだまま、架純は快楽に堕ちた……緊縛がもどかしい程に身悶え、ギャグを蔑ろにするように悦びを歌う……。


(フフ……コイツが“仕上がる”頃には新しい牝が来る……リクエスト通りの生意気な奴ならいいわね……)


壊れていく架純を眼下にしながら、タムルは早くも新しい牝に思いを馳せていた。
泣いて逃げる事しか頭に無い架純より、いつまでも歯向かってくる牝を欲している。
サディストの欲望を満たしてくれる生け贄の到着を、心待ちにしていた……。




――――――――――――




何もかもが狂わされ、壊されていく牝達を監禁している建物の傍に、小さな病院がある。
壁は埃に塗れてボロボロに朽ちており、とてもではないが、病院の看板がなければ其れとは判らない。
その薄汚れた病院の中に、ウグイス色の作業着のサロトと、髪を左右に団子に纏め、緑色のチャイナドレスを着た美津紀が居た。

不摂生な生活のせいで肥満は進み、顔はかなり丸くなっており、タイトなチャイナドレスは胸肉はおろか、醜い腹の贅肉まで鮮明に浮き上がらせていた。
太い足と弛んだ腕は、曾ての面影すらなく、サロトと美津紀はまるで親子のようだ。

そんな似た者同士な二人の他に患者は居らず、サロトのボディーガードが二人と、痩せこけた白髪の医師が一人、そして中年太りな看護婦が数人いるだけだ。


『サロトさん、おめでとうございます。ご懐妊ですよ』


医師が媚びるように美津紀の妊娠を告げると、看護婦達も自分の事のように喜んでみせていた。


『おお!?ほおお〜……ついにワシの子供を宿しおったか……』


サロトが顔を崩すだけ崩して医師の手を握ると、その周りからは歓迎の拍手が生まれた。
勿論、相変わらず美津紀はポカンとした表情のままで、下腹部の膨れの意味すら理解していない様子だ。



『サロトさんは子宝に恵まれて羨ましいわ。それに肌艶もいいし、いつまでもお若いわねえ』

『そうそう。いつも“可愛いお嫁さん”ばかりで、私も少しはあやかりたいですよ』


見栄好いたおべっかにも関わらず、サロトは気を良くして有頂天なまま。
太鼓持ちに持ち上げられる事の気恥ずかしさなど、微塵も無いようだ。



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