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出会いは必然に
【女性向け 官能小説】

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きっかけは偶然に-2


ちょっと好みのコンビニのバイト君を今日も見ながら
お弁当と1本のビール。・・・とデザート。
それが私の今日のご褒美。

駅からそう遠くない高級マンションのエントランスで
鍵を開け、エレベーターを待っている時に
スッと誰かがエントランスに入ってきた。

あ・・・・
隣の人だ。
「こんばんは」
とりあえず挨拶するけど
この人って、いったい何者?

いつも小汚いジーンズにスニーカー。
髪型もボサボサ・・・・まではいかないけど整っているとは言い難い。
そしてサングラス。

いつもこの格好だからサラリーマンとは考えにくい。
それなのに、このマンション?
ここの家賃、安くないはずだけどな。

出来の悪い道楽息子か・・・

「陽菜ちゃん。今帰り?働くね〜」
「半田です。名前で呼ばないでくださいって何回お願いしたら分かるんですか?」

この人は初めての挨拶の時から私をちゃん付けで呼ぶ。

「良いじゃん。隣同士なんだし。俺のこともタカシって呼んでいいよ?」
「結構です。大川さん!!」
「つれないなぁ〜」

つれなくて結構。
薄気味悪いお隣さんと仲良くする気はないわ。





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