第18章 フェラチオをします。-1
2人並んで、ひたぎの部屋へと向かう。
「っく!」
「どうかしたの?歩き方も変よ」
「なんでもない」
「なくないわ。股関がどうかしたの?」
「昨日から・・・ひたぎへの思いが止まらないんだ・・・ずっと、充血したままで・・・」
「嬉しいわ。ずっとこのままにしておこうかしら?」
「長時間の充血でものが割れそうに痛む・・・」
「まあ、たいへん。ずっと耐えていたの?」
「ああ・・・」
「分かったわ。家に着いたらすぐに鎮めてあげる」
「鎮めるって、ひたぎ!」
「フェラチオをします!」
「!!!!!」
ひたぎの言葉に目眩を覚える。
「言いつけを守ったご褒美よ。それとも、いじめられ好きの昴としては、もう一晩お預けをされて、被虐の快感を貪りたいのかしら?」
「勘弁してくれ。本当に限界なんだ。もう一晩なんて死んじまう!」
ふざけた掛け合いを交わしている内に、ひたぎの家へと着いた。部屋に入るとひたぎは、恥ずかしがる昴を押さえつけ、昴の逸物を掴み出す。
「ひ、ひたぎ!」
「こんなになって・・・紫色じゃない・・・体液もこんなに溢れさせて・・・すぐに楽にしてあげる」
「ダメだよ汚れてる。それに今にも弾けそうなんだ。ひたぎの唇を汚してしまう」
ひたぎが昴の瞳を覗き込む。
「私は汚れない。私に対するあなたの愛を受け止めるのよ。それとも、このおちんちんは他の女を思って勃起しているのかしら?」
「それはない!誓って、ひたぎだけを思っていた!」
「それならいいわ。お口でしてあげる。そのままお口の中に出していいのよ。一つ聞いておくわ。放った精液をどうしてほしい?」
「どするるって、お前・・・」
「飲んでほしい?」
「そ、そんなこと・・・」
「私に遠慮して欲求を押さえ込んだりしないで。そんなことをしても、いつか押さえ込めなくなるのよ。私の知らないところで気安い女にゆがんだ欲求をぶつけるなんて絶対に許さない。あなたの思いの全てを私に向けなさい。いいわね」
気高く、けして穢れを寄せ付けないひたぎに、精液を飲ませるなど想像したことさえなかった。それは考えるだけで気を失いそうだった。
「ひたぎ、君さえ良ければ・・・僕は・・・ああ・・・飲んでくれ!」
「いいわ。さあ、フェラチオをしてあげる。天国に登りなさい」