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放課後の音楽室
【片思い 恋愛小説】

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放課後の音楽室-3

なんと彼から私が一人の時に話しかけてきてくれたんです。
私は挑戦してみたんです。彼に私が吹いた楽器を渡してみました。そしたら彼、吹き口をぬぐうこともせず吹き出し、吹いて返してきた楽器をそのまま彼の目前で吹いた。

-私は彼に間接キスをみせつけました。

その夜は私、ベットの中でドキドキしなかなか寝れなくて、からだがほてった感じでした。
翌日から私は、彼を中山君から、拓海君、へと呼び方を変えました。拓海君、大好き。

拓海が大好きだから、私は吹奏学部に入り、トランペットを選んだ。毎日拓海と話しはできるし、拓海の分まで楽譜をコピーに印刷室へ行くのだって嫌じゃないし、むしろうれしい。なのに、私は見てしまった。音楽準備室で岩田先輩の楽器を吹いてる拓海。返された楽器を吹き口すら拭かず吹く岩田先輩の顔。


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