結衣の頼みごと-4
結衣を思いながら自慰行為を認めたことで、裕樹の喉がカラカラに渇いた。裕樹は結衣がくれたストレートティをゴクゴクと飲んだ。
「なあ、お姉ちゃんの見たい?」
「!」
ペットボトルを咥えたまま裕樹の動きが止まった。
「ほ、ほら、お姉ちゃんの、お、おめことか…」
「ぶうーっ!」
裕樹の口に含まれたストレートティが結衣の顔に掛った。
「やあん、汚いなあ」
「結衣!いや、お姉ちゃん、今何言うた!」
「恥ずかしいねんから何べんも言わしな。あたしのおめこ見たいんかって聞いたんや」
再び可愛い顔から似つかわしくない卑猥な単語が漏れ出た。結衣が発した卑猥な単語に興奮した裕樹の声が上ずった。
「お、おめ…、ゆ、結衣の…、み、見せてくれるんか?」
真っ赤な顔をしながら、結衣はコクリと頷いた。
「うん、え、ええよ…。」
「ま、まじで…」
「い、今から脱ぐから」
その言葉に裕樹の目が見開いた。
「アホ、そんなに見られてたら恥ずかしくて脱がれへんやんか。ちょっと後ろ向いといて」
「う、うん」
テンションの上がった裕樹は立ち上がってクルリと後ろを向いた。その一瞬、裕樹の下半身がテントを張っているのが見えた。
「お、おめこと一緒におっぱいも見る?」
姉の裸体を想像しながら興奮する弟に向かって結衣は更に大胆なことを言った。
「うん、見たい見たい」
「わ、わかった。全部脱ぐからチョット待っててな。あっ、でも触ったらアカン約束やで」
衣擦れの音が耳に響く。裕樹はゴクリと生唾を飲み込んだ。しばらくして待ちに待った声が聞こえた。
「もうこっち向いてええよ。あっ、ゆっくりやで…」
裕樹がゆっくりと振り返ると、全裸の結衣が手で顔を覆って体育座りでベッドに座っていた。裕樹にその部分を見せるために、両足の先は離していたが、恥ずかしさの余りに両膝はくっついていた。
その恥じらいの姿勢に裕樹のテンションは一気に上がった。
「すご…」
裕樹は後の言葉も忘れて、上から下までゆっくりと美しい裸体を観賞した。
恥ずかしさの余りに色白の肌がピンク色に染まっていた。俯き加減で座っている状態の胸は、寝ている時よりも遥かに存在感を示していた。その先にはピンク色の乳首が興奮の余りにピンと勃っている。くびれた腰、そしてその下は…。
「お、お姉ちゃんて、毛ぇ薄いねんな。わ、割れ目がモロに見えてるで」
裕樹の言う通り、薄い陰毛を通して、結衣の縦スジがハッキリと見えていた。
「いやああ、恥ずかしいこと言わんといて、もう見せへんよ」
「ごめんごめん。もう言わんからもっと見せて。けど、その姿勢やったら割れ目の中身が見えへんからもっと足開いてくれる」
『割れ目の中身』
その言葉の響きの恥ずかしさに、結衣のその部分に熱さが増してきたようだ。