アツイ想い。-4
『あさって?仕事終わってからなら大丈夫だよ(^-^)雅夜は仕事休みなの?』
まさか雅夜とまた会えるなんて!
携帯が光った!
急いで携帯を見ると
『俺仕事休みなんだよね〜。じゃぁさ、仕事あるんなら9時位で大丈夫?〇〇デパートの入口で待ち合わせな!』
やったぁ!雅夜とデートだ!早くあさってにならないかなぁ〜
なんて思っていたら、いつの間にか当日に。
早く9時になってほしくてソワソワする私。
「おまたせっ!待った?」
急いで着替えて待ち合わせの場所に来た。
「…いや。今来たよ!仕事お疲れ様。何食べたい?」
「そーだなー。私は今パスタって気分!」
緊張して雅夜を見れない!
下を向きながら歩いていた私に
「どぉしたの?気分でも悪い?」
と言いながら顔を覗き込んで来た。
恥ずかしくなって
「うぅん。お腹空いてるだけ。」
素っ気ない返事をしてしまった。
「そっかぁ。じゃ今日は沢山食べてな!二人で遊ぶの初めてなんだし♪」
と、優しい彼。
私はやっぱりただのお客さんとしてしか見られてないのかな…
なんだか不安が膨らんでいった…
「…クククッ!あはははははっ!」
急に笑い出した雅夜。
「どうしたの!?急に笑い出して!」
「いや、実はさ。待ち合わせの時間より早めに来てたんだよね。仕事中の舞を見てたらおかしくって!ソワソワしてんのバレバレ!そんなに俺に会いたかった?」
急に頬を触られ、雅夜と目が会う。
言われたことが図星で恥ずかしいのに、吸い込まれそうな瞳をそらすことが出来ない!
思わずボーっとしてしまう舞。
「そんな舞がすっごく可愛いと思った。俺、舞に惚れたのかな?」
そんな言葉で我に帰る。
「えっ…今…なんて?」
思わず聞き返してしまった。
「俺は舞が好きだよ。」
優しい瞳、優しい声で言ってくれる雅夜。
舞はその場で倒れてしまった。
「…う…ん……あれ?」
目を覚ました舞。
見慣れない天井でさっきまでの出来事を思い出す。
「大丈夫?急に倒れるんだもん!ビックリしたよ。俺の家近かったから連れて来ちゃった。」
「ウッソ!!ごめん!すぐ帰るね!なんか迷惑かけちゃって本当ごめんなさい!」