第7章 チェックメイトよ!-1
「ど、どうしましょう。このままでは帰れないわ」
「って、ひたぎ!何をするんだ?」
「なにって、きれいにお掃除するのよ」
「まてまて、年頃の男女でそれは不味いだろう!」
「恋人として、当たり前のことです!」
ひたぎは昴の正面に背筋を伸ばして座ると凛として言いきった
「って、お前・・・ いじめじゃないんだな?」
ひたぎが凛として頷く。
「本当だな?」
「心を入れ替えました」
「やっぱ、ダメだ!」
「ダメよ。おとなしくなさい!」
ひたぎが昴に襲いかかる。力では圧倒的に強い昴だが、ひたぎの腕を振り払うことができない。ひたぎの透き通るような肌は、強く掴むだけで痣になりそうで、昴はひたぎの腕を振り払うことはもちろん、押さえつけることもできなかった。昴は抵抗らしいことができないまま、あっという間にズボンとパンツを剥ぎ取られてしまった。
「やめてくれ!頼むから!やっ、やめっ あ、あうううう!」
「チェックメイトよ!」
ひたぎの白魚のような指が昴の竿に絡みつく。昴のプライドが止めろと雄叫びを上げる。しかし、身体はひたぎの指を求めて狂おしく悶えていた。
「ひたぎ、許してくれ・・・」
「ダメよ・・・こんなに汚して・・・ヌルヌルになっているわよ・・・」
萎えかけていた男根が急激に硬度を取りもどす。ひたぎがそれに気づいて目を見張る。
「ご、ごめん・・・」
「大丈夫、あなたの身体を握りしめているのはあなたの恋人よ。心を開いて私にまかせて。綺麗にしてあげる」
昴はゆっくりと頷くと両腕で顔を覆った。
「少し足を開いて・・・よい子ね。素直でいいわよ。そうよ。もっと開いて・・・」
「・・・・・」
「いいわよ。気分を楽にして・・・」
ひたぎが昴の根元をしっかりと握り、ウエットティッシュで昴の亀頭に残った精液を丁寧に拭き取っていく。
「っく・・・くぅ・・・んん・・・はっ・・んはぁ・・・」
ひたぎが無言で作業を進める。昴の口から熱い吐息が漏れ続ける。亀頭を拭き終わると竿から睾丸へ、そして、陰毛に絡んだ精子を丁寧に拭き取っていく。昴の身体を拭き終わるとひたぎは自分の手をかざし、付着した精液をしばらく眺めた後、それを拭き取り、ようやく口を開いた。
「大好きな女の子の前で足を開いて、おちんちんを観賞されるのはどんな気分かしら?」
「っく、殺される方が増しな気分だ!」
「嘘よ。あなたの先っぽを自分の目で確かめてご覧なさい」
確認する必要などなかった。ひたぎに握られている間中、昴の男根は震え続け、尿道からどくどくと先走りの液体を吐き出し続けていた。
「お願いだ。これ以上、俺を辱めないでくれ。心が折れそうだ」