第4章 キスをします。-1
「今日から毎日一緒に勉強をします」
「んな?べ、勉強???しかも毎日ってお前・・・」
「何よ。学生の本文は勉強でしょう?あなたと私の二人で恋人同士のお勉強をします」
「こいびとどうしの って、おい!」
「嫌なの?」
「いえ、ひたぎさんと一緒に勉強します!」
中略
「まず確認をします。ファーストキスは何時、誰としたの?」
「って、いきなりかよ!」
「答えなさい!」
「未経験です」
「まあ、もてもての八蜜くんがファーストキスさえ未経験で、メルヘン童貞だなんて・・・もしかしてBL?それともファザコンかしら?」
「どうして俺が男好きになるんだ?!俺はずっとひたぎが・・・てか、ひたぎはどうなんだ?」
「経験者よ」
「っく!」
「やりまくりよ」
ひたぎの瞳に悪戯の色が浮かぶ
「ひたぎさん?そんな強がりを言って何の得があるのかな?」
「八蜜くんの驚く顔が見たかっただけ」
「はああ、かんべんしてくれ・・・」
「訂正します。私も未経験、もちろん処女よ」
「そ、そうか・・・」
「では、次の休みにデートをしましょう。そして、ファーストキスをします」
「!!!!!」
「問題はどんなファーストキスにするのか?」
「いいのかそれで、展開が早すぎないか?」
「いいのよ。とにかく、どんなキスにするのか八蜜くんに考えてほしいのよ。私は先に家に帰って待っているわ。着替えたら私の家までいらっしゃい。お話しの続きをしましょう」
「あ、ああ・・・わかった」