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野生の悪魔が現れたっ
【ファンタジー 官能小説】

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白銀の翼-2

 その中の一人がペラリ、とブラジャーをずり上げ自慢の胸を晒し、甘えた声で修一に迫った。

「ねぇん、私のおっぱいにも挟ませてぇ……あんっ」

 大きな胸を両手で寄せて上げて突き出すと、尖った先端に修一の舌が及び、彼女は足腰を戦慄かせる。

「気持ちいい……片桐君ってだけで凄く感じちゃう……ああッ、あんッ……」

「狡い……私のもしてぇ……おっぱいチュウチュウしてぇぇ……」

 胸が大きくて邪魔だと思っていた女子もそんなことなど忘れ、晒け出した大きな胸を寄せて上げて修一の顔へ近付けていく。すると修一はそちらに首を捻り、乳頭を弾くように舐めるのだった。

「んんんッ、ああ……乳首感じすぎちゃう……」
「やんっ、もっとぉ……ねぇ、お願ぁい、片桐くぅん……」

 先に乳首を吸われていた女子は切なげに訴え、修一の顔にグイ、と胸を押し付ける。

「だめん……今は私なんだから……あんっ、んっ……」

 反対側の女子も負けじと胸を押し付ける。

「いいなぁ……私のおっぱいもして欲しい……」

 修一の頭を後ろから挟んでいる麻里子は大きく胸を揺らして存在を主張する。

「うおっ、ああ……サイコー……」

 修一は六つの柔らかい乳肉に顔を揉みくちゃにされ、その心地に陶酔しながら、コチコチに硬くさせた肉筒から快感の丈を駆け上らせた。

「ひぁああんっ……」

 迸る白濁液に多くの女子から幸せそうな溜め息が漏れた。その甘い声の中には、修一の飛沫を顔に浴びる股座の三人への羨望も窺える。

「ふぁぁッ、熱い……片桐君の精液ぃぃ……」
「すごぉい……ゼリーみたいにぷるぷる……」
「んくっ、んはぁぁ……片桐君の精液って、すっごい臭いなのに甘苦くて……何だか病み付きになんちゃうんだよね……」

 頬の精塊を指先で掬いぺろん、と舐め上げた愛理は、口の中や舌から広がる風味に得も言われぬ心地を抱き、それを恍惚というかたちで表情に表している。そして当然のように発射直後の肉柱に舌を寄せた。残りの二人も愛理に続き、未だピクピクと跳ねる陰茎を愛しげに舐め清めていく。
 そんな中、SHRの開始を告げるチャイムが鳴り響くのだった。ほぼ同時が敦子入ってくると、修一の周囲から、

「はぁああん……」

 と名残惜しさを主張する声が上がり、クラスメート達が自分の席へと向かっていく。その中から麻里子とパイズリ女子を残して奉仕続行を命じた修一は、近寄ってきた敦子からバイブのリモコンを受け取ると、シッシッ、と下がるよう手で促し、教卓まで戻ったのを見計ってスイッチを入れた。

「んああぁッ……」

 敦子は教え子の前で出すには不相応な甘い声を漏らして、ピクンッと跳ね伸びた体を教卓に付いた手で支えた。
 家を出る前に修一の剛直を思いながら熱心にしゃぶって濡らしたリモコンバイブを挿入し、黒くて際どいショーツを穿き直してきた敦子は、教室を入った瞬間に求めるように修一の姿を探し、見て、とっぷりと発情液を溢れさせている胎内に修一の操作によるバイブの振動という快感を与えられたのだ。例えショーツのクロッチに押さえ込まれて焦れったいほどゆっくりにしか回転しないような微弱な振動でも、修一という人物を間に挟むだけで底はかとなく満たされた心地ってしまう。
 現に教卓に手を付いたまま朝の連絡を告げていく敦子はまるで一人に聞かせるかのように修一ばかりに視線を注ぎ、二人の教え子を侍らせて目を細めている姿を見て至福の片鱗に心踊らせていた。願わくばその輪に入って性奉仕に明け暮れる一匹に成り下がり夢幻とも思える嬉しさを味わいたいと、突き出した尻をくねくねと振って媚びているのである。

「ああうッ……それから、ぁぁッ……」

 バイブの強度が上がった瞬間に軽く仰け反った敦子の姿に、修一は口の一端を僅かに吊り上げた。
 きっちり黒のスーツを着込んでいながら快感に歪む顔を晒して、手の平に収まる乳房を水色のシャツの内側に隠したまま目一杯前突き出し身を捩る敦子は、見えないところで卑猥なオモチャを突き刺して修一の操作如何で簡単に甘い鳴き声を吐き出す。そんな敦子こそが修一の性玩具であると知らないのか、理解していてもこの上ない幸福を含む快感に服従しているのか、兎に角敦子は修一の視覚から性的興奮を煽る愛玩として熟れた体を艶かしく踊らせている。

「明日ぁ……んん、ん、身体測定が、ある、から、ぁぁっ……体操着、忘れないで、ね……」

 麻里子ともう一人の女子が互いの巨乳を押し付け合って屹立を挟みながらねちねちと亀頭を舐め濡らしている様子を満足気に見下ろしていた修一は、敦子の艶かしい声が伝えた連絡事項に耳を反応させ、顔を上げた。

「それ、視力検査もあるのか?」
「はぃ……昨年と同じです……」

 修一に答える声は、教師が生徒に向けたものとは思えないほどの甘い猫撫で声だった。その声を届けた後も敦子は吐息を洩らしながら蕩けた視線を向け、蜜壷で焦れったく蠕動しているバイブを物欲しそうに締め付けている。

「そうか」

 修一は素っ気なく呟くと、嘲笑を隠すように俯き加減になった。ああっ、と縋り付くような色っぽい呻きが聞こえたが、机の上のリモコンを取る様子もなく、股間で蠢いている二人の頭を犬をあやすように撫でている。


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