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強姦主義者 『T』
【レイプ 官能小説】

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プロローグ オブ 『LADY GUN』-1

 翌年の2010年4月、新入署員が配属になった。見かけは可愛いアイドル的な警察官にはとても見えない元気な女の子が中央署の麻薬捜査課に配属されてきた。
 「今日からお世話になる上原若菜と申します!どうぞ宜しくお願いします!」
素晴らしい笑顔だ。その笑顔につられず感慨深い微笑を浮かべたのは事情を全て知っている署員達だ。詳細を知らない若菜だけが満面の笑顔で挨拶をした。
 「カリスマ女性刑事様にご指導いただけるとの事で凄く光栄に思ってます!皆川先輩、どうぞ宜しくお願いします!」
 「…、宜しくね。」
静香は泣きそうだった。恩師の娘との対面に様々な思いが胸を熱くする。それに刑事を辞めようと思った静香が奮起したのは若菜のお陰である。人より尚更感激していた。
 「では早く一人前の刑事になれるよう日々精進する事。いいね?」
 「はい!」
希望に満ち溢れた若菜が眩しく感じた。上原の娘、若菜との出会いも嬉しかったが、それよりも自分が刑事と言うものを教えられる所まで来た事はもっと嬉しかった。ミスばかりして散々迷惑をかけた。迷惑をかけられた側の人間はどんな気持ちなのか非常に興味があった。憎たらしくて怒るのと愛情を持って怒る違いを静香自身学んで行く事になるのであった。
 若菜が入署して一週間、署内で色々な研修を行った。そしていよいよ静香に同行して刑事としての第一歩を踏み出す。
 「先輩、今日から宜しくお願いします!」
 「ガンガン鍛えるからね!」
誰も正芳の事には触れなかった。若菜自身もそうであった。熱い想いは若菜も静香も胸の内に秘めておくのであった。
 「じゃあ早速捜査に行くわよ?」
 「はい!」
初々しい姿はおのずと周りに笑顔をもたらす。
 「なんか上原さんについていく昔の皆川みたいだなぁ。」
馴染みのある光景に見えた。懐かしく思う反面、同じ悲劇を二度と繰り返してはならない、そう心に誓った。
 (素敵な人だなぁ…。見かけだけじゃなくて仕事もできる…、カッコいい!私も早くこんなカッコいい刑事になりたいわぁ…)
若菜は静香の後ろ姿にうっとりした。
 「さぁて、世の中の悪い人を捕まえにいくわよ!」
 「はい!」
静香は捜査用車両に若菜を乗せ、静香自身待ちわびていた恩師の娘との初仕事へと出発するのであった。


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