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罪のない国
【鬼畜 官能小説】

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花屋 華子-1

いつも花を買いにきてくれる人がいる

30代前半の真面目そうなサラリーマンだ

昨日。

私は花をプレゼントされた

いつも貴方を見るために通ってました

僕からのプレゼントですって…

なんだかキュンとした

だから

私は食事の誘いを受け



彼とご飯を食べている

「華子さん…実はこれ…」

彼は指輪を出した

「結婚を前提に付き合ってください」

照れながら言う彼

嬉しかった

私はすぐにOKした




彼はタクシーで私を家まで送ってくれた

チュッ

私は彼の頬っぺにキスをした

彼はビックリしたように頬っぺを触り目をまん丸にしている

「さようなら」

タクシーが見えなくなるまで私は手を振った




ガッ

後ろから頭を殴られ私は気を失う



ここは…

私の家…

私は後ろ手に縛られていた

なに!?

「起きたか?」

!!

目の前には彼と同じく花を毎日買いにきてくれる人がいた

ストーカー

彼とは違う…

私を毎日やらしい目で舐め回す為にきている人だ

「さっきの男は誰だ?俺がいるのに何故だ、何で他の男とデートしてるんだ?」

ストーカーはナイフを持っていた

「答えろっ!」

後ろのソファーにナイフが刺さる

こわい…

殺されるの…?

「ちがうの…あの人が食事を一緒にしなきゃ…殺すって…」

ごめんなさい…

命には変えられない

今だけでも嘘をついて逃げるから…

「なんだと…クズ野郎だな…わかった、後で殺しておくよ」

!!

「待って!…大丈夫…私がちゃんと言っとくから…ハッキリ近づかないでって言えば分かってくれる人だから…」

彼を殺されるなんて…

考えたくもない…

今日初めてデートしたけど

大好き

私の大好きな彼よ

「まさか…惚れたのか?」

私は首を振る

「なら殺してもいいだろ?」

ダメよ…

ダメっ

絶対

「ダメっ!!」

しまった

「お前!やっぱり惚れたんだな?俺が居るのに許さない…」

ストーカーは私の携帯で彼に電話をかける



20分後

汗だくの彼が家に入ってきた

「華子さん!」

後ろ手に縛られている私

ナイフを持っているストーカー

彼は顔を真っ赤にし怒った

「貴様!華子さんに何をした!」

ストーカーはまだ何もと答える

「まだ!?まだと言う事はこれからするつもりなんだな?」

彼は台所から包丁を取り出した


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