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強姦主義者 『T』
【レイプ 官能小説】

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家族-8

 高田の父、泰明が裏社会に精通しているとは想像だにしていなかった。道彦からは父、泰明の話は一切聞いた事がない。それだけ秘密を守れる男であったんだと言う事を改めて感じた。
 (母親ってなんだよ…?)
いきなり母親をつけると言われても戸惑うだけだ。とにかくその女性は今生活している道彦から借りていた家にいるという事だ。どんな顔をして会えばいいのかも分からない。そんな不安そうに後部座席に座る田口をバックミラーでチラッと見た篠原。
 「心配しないで平気だよ。社長に任せておけば何も問題はないし心配もいらない。君は暫く普通の高校生として生きるんだ。」
 「はい…。」
泰明との出会いが、田口の大人の世界への入口であったことに気づくのは暫く後の話だ。車は家についた。
 「さぁ、今日からまた新しい生活が始まる。不安かな?」
 「はい…。」
 「フフフ、家に一歩入ればそんな不安もなくなるさ。新しい生活を楽しむがいいよ。」
そう言って田口を降ろし走り去って行った。
 (一体誰がいるんだよ…)
良く考えれば不気味だ。葬儀に行くまでこの家にいた訳だし、自分が出掛けるのを見計らって家に来たという事は自分の行動が監視されていたような気がしてならない。田口にとっては予想外の展開でも、もしかしたらここまで全て泰明の計画通りなのかもしれない…、そう感じた。
 「し、失礼します…。」
田口はいつも帰って来る家に改まって入った。
 「お帰りなさい、徹!」
 「!?」
初対面とは思えない程のフレンドリーさで女性が田口を迎えた。
 「あ、あなたは誰ですか…?」
 「私?私は徹の母親でしょ?いえ、母親替わりかな?」
母親替わりと言っても若すぎる。20歳台真ん中と言った所か…。素行に反して上品でおしとやかそうな美人だ。
 「私は高田瑞穂。泰明の娘、そして道彦の姉よ?」
 「えっ!?」
道彦の姉…、姉がいた事も知らなかった。田口には本当かどうかも分からなかった。
 「私は徹の味方よ?安心して?私は徹の母親にもなるし姉にもなる。恋人にもなる。どんな役割であろうと私は君を守るからね?さ、上がって?」
 「はい…」
高田は半信半疑なまま靴を脱ぎ捨て玄関に上がった。


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