湯島武史との決別-2
翌日、古松つかさにコカインを売り大金を得たと同時にカリスマモデルをコカインとセックスでメロメロにした田口。その帰り道、愛理と落ち合いファミレスで食事をしていた。
「古松つかさ、良かったですよ〜!テレビとは大違い。超淫乱女じゃないですか!」
「そうなの?業界じゃあの人、ガードが固いって有名なんだよ?」
「えっ?マジ?あんないやらしい人が??」
「うん。浮いた話は全然聞かないけど
?」
「へ〜。やっぱコカインの力は大きいんですね。それとも俺の魅力かなぁ?アハハ!」
楽しそうに笑う田口に人影が忍び寄る。そして田口のテーブルの脇に立った。顔を見上げる田口。
「ん?えっ…!?」
田口は驚いた。意外な人物であったからだ。
「あ、アニキ…!?」
アニキと言っても高田ではない。その男は田口が初めてアニキと呼んだ、そして自分の人生をレイプという素晴らしい物で変えてくれた男、湯島武史だった。
「久し振りだな、徹。」
「ご無沙汰してます…。」
今はレイプからも足を洗い幸せな結婚生活をしている神、武史の登場にひたすら驚いた。
「誰?このオジサン。」
愛理が武史を見上げた。すると何だか分からないが急に背筋が凍りつくような寒気を感じた。
「先輩…悪いけど今日は帰ってもらえますか?ちょっとこの方と大事な話があるんで。」
「え?う、うん。分かった…。」
田口の緊張した顔を見てただ事ではないと感じた愛理はファミレスを後にした。
愛理の座っていた田口の対面に座る武史。
「元気そうだな。」
「はい、アニキも…。」
「しかし立派な体になったもんだ。もう俺は適わないかな。」
「い、いえ…、アニキにはまだまだ適いませんよ…。」
田口は緊張していた。遅れて1人の女性が現れた。マヤヤこと渡辺麻耶だった。