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透明な滴の物語U
【同性愛♀ 官能小説】

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蘇る記憶-7

麻衣は、はっとした。
千帆から受けた視線を思い出したからである。
その目は千帆のそれと同じ明かりを放っていた。
「麻衣ちゃんは、浣腸されちゃったのね…」
麻衣は胸の鼓動が早くなり、血の気が引くようなショックを受けた。
(浣腸のことを、お姉ちゃんからも見透かされている!)

麻衣の顔が赤くなり再びうつむくのを見て、祐梨は自分の予想が当たったことを確信した。
たしか、知る限り妹は今までに浣腸をされたことがないはずだ。
初体験を済ませ病院から帰ってきた。
妹はショックを受けているのだ。
(そして、私と同じように…)
祐梨は会社の医務室で起きたことを思い出した。

一緒にいてあげたい。
今は、とにかく妹と一緒にいてあげたい。
祐梨は自分が疲れていることも忘れ、妹のことだけを心配した。
「ちょっと待っていてね。私もシャワー浴びてくるから」
そう言うと、祐梨は先ほどまで妹が使っていた浴室へ行くために、ふすまを閉じた。




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