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透明な滴の物語U
【同性愛♀ 官能小説】

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止んだ喧噪-3

天井の蛍光灯が目に入った。
蛍光灯の枠には格子状の反射ルーバーがはめ込まれていて、その奥から長い管球が明かりを放っていた。
浣腸前の緊張した時間だったが、なぜか麻衣はそのルーバーが気になり、鏡のように反射するルーバーの明かりに見入った。

「せっかく穿いてきたタイツ、汚しちゃうと困るから脱いじゃおうか」
ナースはそう言って、腰のゴムに手を掛けてタイツを下げ始めた。
黒い覆いの下から、脚の白い肌が現れ始めた。
麻衣が手伝うように足を上げると、下半身は白く眩しい素足に変身した。
水をはじくような若い肌をしている。

「初めてなんだよね?浣腸」
「はい」
麻衣の声が緊張している。
「じゃ、優しくしてあげようね」
中年ナースは処女を奪う男性のように言って、麻衣の体位を横向きに変えた。
膝を曲げさせられエビのような姿勢になった。
されるがままの自分が赤ちゃんのように思えてくる。
ひとつひとつの足の指が露わになった麻衣の足裏は、弱々しく無防備に見えた。

麻衣の胸の鼓動が高まってきた。
ナースの手が白いショーツにかかり、膝まで一気に下げられた。
白い肌をした丸い尻がナースの方を向いている。
ナースの手がその尻たぶを持ち上げて開くと、中に肛門が見えた。
麻衣はひんやりした室内の空気を肛門に感じ、他人に見せてはいけない秘密の穴を外界にさらされていることを意識した。
振り返らなくとも、覗き込まれている視線をひしひしと肛門に感じた。
「ハァハァ…」
羞恥の感覚に思わず息が荒くなる。

「麻衣さん、お尻が痛くならないように、塗るからね」
そう言うとナースはピッチリしたゴム手袋の指先で尻穴を押さえた。
そしてクルクルとひんやりしたワセリンを塗り込め始める。
「あ!」
麻衣は思わず声を上げた。


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