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【青春 恋愛小説】

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Thanks to..出逢い-4

「午後、二人でサボらない?」

はぁ?!何をゆってるんだこの人は…もうすぐテストだから呑気に授業をサボっている場合じゃない。

「ダメ??」

『ダメです。』
だけ言って私は春日部先輩の手を振り払って歩きだした。

全くなんだってゆーのかしら…人のこと散々子ども扱いしておきながら二人でどっかに行こうなんてほんとにふざけてるんぢゃないかしら…

「待てって…」
と春日部先輩は今度は思いっきり私の腕を掴む。

『痛っ…』

私は思いっきり引っ張られたからその場に座り込んでしまった。

「あ…わりぃ…大丈夫か??」
と差し出された手からフワッとかいだことのある匂いがして思わず声を漏らしてしまった。

「うん??何??」

『なんでもないです。じゃ。』
と歩き出す私に向かって先輩は

「授業サボるのに抵抗あるならさ、放課後裏庭で待ってるから。」
と優しく叫ぶ。

私はその言葉を無視してそのまま歩き続けた。


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