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【青春 恋愛小説】

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Thanks to..出逢い-3

私と春日部先輩はそのまま体育館裏に残りいろいろ話すことにした。

なんでこんなペアになったんだろ??と疑問を抱えつつ私は春日部先輩の話に耳を傾けた。

春日部先輩はずっと他愛のない話をしている。高校生はいろいろ一気に忙しくなっただとかサッカー部がどれだけ強いとか…まぁ…あまり興味はなかなかったけどとりあいず聞きいていた。

ところが突然春日部先輩の目が真剣になる。

「真帆ちゃんてさ、和佐のこと好きなんだよね??」

『はぃ??』

いきなりの質問に正直かなりびっくりした。

「や…結構皆噂してるから。」

春日部先輩は予想以上に私がびっくりして戸惑ったのか焦って言葉を付け加えた。

『好き…なんですかね??私好きとかよく分からなくて…なんか…難しい。』

人にはあまり話さないけどこれは私の本心。皆には私は和佐のこと大好きなのよ。って言ってるけど…実際のところどうなのか自分でもよくわからない。

「そ??…じゃ真帆ちゃん今まで誰も好きになったことなぃの??」

『ぅーん…今まで何回か告られてそれで付き合うってゆーのばっかで自分からこの人大好き。ずっと一緒が良い。って思ったことは一回もないですね。』

「…和佐は??」

『和佐は…一緒に居ると気が楽ってゆーのはあるし、話とかも結構楽しくて和佐の隣はすごく居心地が良いんですけど…』

「それ和佐のこと好きってゆーんだょ。」
と優しい笑顔で答える先輩。

『でも人を好きになるって嫉妬とかもするってことじゃないですか??でも私別に和佐が誰を好きになろうと誰と付き合おうと誰が和佐を好きになろぅと気になったり焦ったり全然しないんです…強がりとかじゃなくて本当に。ただ隣に居ると安心するってゆぅだけで。』

ってか私なんでこんなに本音をさらけだしているのか…?

「あー…」
と春日部さんは少しバツの悪そうな顔をして

「それね、和佐のこと相当好きってゆーんだよ。」
と続ける。

『え??』

私は春日部先輩の言ってることがよくわからなかった。

私が和佐を大好き??そんなのなんでわかるのさぁぁぁ!!!私と春日部先輩はまだ出会って2日しか経ってないのに…

「まっ。真帆ちゃんに恋愛はまだ早いのだよ。」

と思いきり笑われて私はちょっとムッとした。

どーせ私はただの中学生のガキですよーだぁぁ!!

『私帰ります。』

「待って…」

立ち上がった私の手を春日部先輩が掴む。


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