Dr.feelgood-2
愛理のマンションの前まで行くと入口に愛理が立っていた。
「お出迎えしてくれたんですか?」
ホットパンツから伸びる脚がたまらない。
「そうよ〜?ンフッ」
愛理は田口を連れて部屋へ向かう。エレベーターの中は愛理の香水の匂いが籠もり、それだけでムラムラする。恐らく愛理は自分を抱きたがっている田口のムラムラなど承知の上だろう。しかし無理矢理犯して金のなる木である自分を失うような愚かな事を田口がする訳がないと見切っているようだ。興奮する田口を楽しんでいる。
「どうぞ〜!」
部屋に招き入れる愛理。田口はこの部屋に何度も入っている。もう慣れた様子で長いソファーに座る。その横に愛理が座ってきた。肩に手を伸ばす田口。
「先輩、ヤラせて下さいよ。」
「ンフッ、どうしてそんなに私とヤリたいの?」
「俺、先輩を見てるだけでムラムラしてくるんですよ。先輩、絶対ヤバいフェロモン出てますよ。」
「そうかなぁ…。」
「とりあえずオッパイだけでも揉ませて下さいよ!」
「何よ〜、オッパイだけでもって♪ンフッ、まずは吸ってからよ?」
愛理は一万円札を10枚手渡した。
「毎度〜。」
金を受け取り粉を渡す。
「コレないと生きて行けないわ〜」
嬉しそうに袋を見つめる。そんな愛理の胸元をさりげなく覗き込む田口。柔らかそうな胸に手が伸びそうになってしまうのを必死で抑える。
「あー、そうそう、この間紹介したモデルの菜々子さんねー、また会いたいってさ。」
菜々子とは既にテレビでも活躍しているモデル上がりの長身タレントだ。愛理の紹介で先日田口はコカイン乱交パーティーに参加した。
「しかし芸能人って裏で何してるかわかんないっすねー。あんな綺麗な人が粉吸ってあんな下品な事平気でするんですもんねー。」
そう言った瞬間、田口は背後に人の気配を感じた。
「下品で悪かったわね♪」
「えっ!?」
驚いて振り向く田口。するとそこには菜々子がニコッと笑いながら立っていた。
「な、菜々子さん!?」
菜々子は背後から田口を抱きしめる。
「ねぇ、あの夜が忘れられないの…。また菜々子を下品な女にして…?」
田口の耳に甘い息をかけながら囁いてきた。