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淫らな日常〜素人体験告白談〜
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決心-2

 建物の中に入るとまるで高級ホテルのような廊下を歩き社長室に招かれました。この泡姫は色んな業態の風俗店を経営しておりその一つだと言う事です。ゴールド・ワングループという企業が大元で、この場所にその本部があります。
 「普通は店長室に通すんだが、静香ちゃんはVIP待遇で、もし訪れて来たら社長室に通せと言われているんだよ。」
 「VIPって…私…」
 「静香ちゃんはこの界隈でもたくさんの店にチェックされてる逸材だからね。事実、あちこちの風俗店の人等が君が働いている店に偵察に行ってるぐらいだからね。もちろん女性を使ってだけどね。」
 「マジ…?」
 「ああ。だから静香ちゃんはあちこちの風俗店から勧誘があるんだよ。」
私の知らないところでそんな事が行われていたなんて驚きでした。社長室の中も凄く豪華でした。ソファーに座り待っててと言われましたが、こんな座り心地の良すぎるソファーなんて座ったの初めてです。落ち着きません。ソワソワしていると社長と店長が入って来ました。
 「初めまして、私がゴールド・ワングループ社長の中澤督治です。こっちは泡姫店長の吉澤一成。宜しくね。」
 「宜しくお願いします。」
私はヤグザっぽいかエロいか、そんなイメージを抱いていましたが、とてつもなく上品な紳士的な人で驚きました。その紳士的な社長が私を見つめて言いました。
 「噂通りだ。素晴らしい逸材だ。」
穏やかな笑顔を浮かべていました。
 「確かに。彼女なら月300万払う価値はありそうですね。」
店長が言いました。
 「私、そんな…」
どうしていいのか分かりませんでした。そんな私に社長が言いました。
 「我々が勧誘するのはここまでだよ。あとはこちらからお願いして働いてもらうつもりはない。」
 「えっ?」
私はめちゃくちゃ説得してくると思っていたので面食らいました。
 「これから泡姫の説明をするが、それを聞いてやるかやらないかは君次第だ。我々は頭を下げて働いて貰うつもりはない。君の口から泡姫に世話になりたいと言う言葉を聞いて初めて君を迎え入れるんだよ。高飛車に取られるかもしれないが、我々にも日本のソープ業界を引っ張っているという自信とプライドがある。決して媚びるつもりはない。我々は安っぽい精神でこの会社を経営している訳ではないんだ。」
言ってる意味は分かりました。それだけ真剣に会社を経営していると言う事です。
 「私もお話をお伺いさせて頂く
という気持ちですから。何となくここに来た訳ではありません。」
私がそう言うと社長はニコッと笑いました。
 「君は大した子だよ。フフフ、是非入ってもらいたいね。じゃ後は任せたぞ、中澤君。もし彼女が入りたいと言った時には私の判はいらないよ?」
 「分かりました。」
社長は出て行きました。


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