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淫らな日常〜素人体験告白談〜
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風俗への誘い-9

 強く印象に残ったのは花梨さんの姿でした。今の私よりもみすぼらしかったであろう花梨さんは今、街を歩いている姿を見れば完全なセレブです。それに楽して働こうとしていない花梨さんの姿勢にも感銘を受けてしまいました。私の中で風俗で働く事がそんなにいけない事には思えなくなっていたのです。
 デザイナー?世の中にデザイナーになりたい人なんて何人いるんでしょう。そして立派なデザイナーになる人は私みたいにバイトに追われるだけでなく、さらに猛勉強をしているはずです。寝る間も惜しんでいない私なんかがなれる訳がない。5年後の私も今と変わらずの生活をしている事が現実的です。ギリギリの生活費で何とかお洋服を買って電気代払って残るのは僅か…そんな生活が続くのだと思うと切なくなりました。
 私みたいに何の能力もない女でも生かせる物がある。幸運にも恵まれた容姿と男性が喜ぶオッパイ…。この体を使えば今の私にとって夢のような生活が待っている…。その夢のような生活ばかり妄想するようになりました。
 私は全裸になり鏡の前に立ちました。
 「俊さんの見る目が正しければ私はこの体で人生を帰られる…」
無意識にそう呟いてしまいました。もう意識は風俗に傾いていた証拠です。私は全裸のままベッドに横たわりました。今度は風俗嬢になった自分の妄想をしました。
 「私はキモオタクとセックス出来るの?おじぃちゃんとセックス出来るの…?嫌な奴に体を抱かせて平気なの…?無差別に誰とでもキス出来るの…?誰のオチンチンでもしゃぶれるの…?」
自問自答しましたが、答えはノーでした。人は割り切れば平気だよと言うんでしょうが、そう簡単に割り切れそうにはありません。
 「こんな私が風俗で月300万なんて稼げるの…?」
イメージが沸きません。お金が欲しいだけで簡単に出来る仕事ではないという事を痛感しました。
 「ピンサロ…、ヘルス…、ソープ…」
色んな私を想像しました。どれも無理に思えてなりません。でも意識は風俗で働く方向で働いていました。
 「俊さんに相談しよ…」
俊さんなら私の気持ちの整理をつけてくれそうな気がしました。それに花梨さんに話を聞いてみたくなりました。実際風俗で働く女の人の話をどうしても聞きたかったんです。
 相談…、いや私は俊さんに相談に乗ってもらいたいのではなく、背中を押して欲しかったのかもしれません。いや、背中を押して欲しかったんです。私は次の日仕事を終えるとまっすぐに泡姫へと向かいました。
 私の人生が変わった日でした。私は風俗嬢への第一歩を踏み出しました。


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