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透明な滴の物語U
【同性愛♀ 官能小説】

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青いバケツ-4

そう言うと、またしても祐梨の唇を襲った。
聡美は舌で祐梨の口をこじ開け、祐梨の舌を探った。
祐梨の口は再び半開きにさせられたのである。
執拗に追ってくる聡美の舌に対して、否応がなしに応じることしかできない。
舌と舌は蠢く生き物のように絡まり合って戯れた。
お互いの呼吸が生々しく感じられる。
祐梨は聡美から口と女性器そして肛門という三つの穴を制圧され、身動きがとれない状態になっていた。
祐梨にできることはただ一つ。
聡美の求める愛に積極的に自らの身体を投げ出し、快感に酔いしれることだけだった。

聡美の抑える脱脂綿に肛門からの圧力を強く感じるようになってきた。
祐梨は足を小刻みに動かしながら便意に耐えている。
かなり強烈な便意のはずである。
人工呼吸のようにふさがれた祐梨の口が何か言いたげに呻いた。
聡美は口を離した。
「もうダメ!出ちゃう!出ちゃう!」
祐梨は涙を浮かべて便意を訴える。
「先輩!お願い、お願い」
その目は切羽詰まった人間が救いを求める目であった。

そのような目が聡美の心のマグマに油を注ぐ結果になっていることなど、祐梨が知る由もなかった。
「祐梨ちゃん、なにが出るの?」
「だから…、だから!」
祐梨は口に出すことができない。
ウルウルした目で聡美を見るばかりである。
(食べちゃいたい…)
聡美は獲物の目に喰いつこうとする獣のように、突然その目を舐めた。
「あ!」
祐梨は思わず目を閉じた。
聡美の口の中で、目に溜まった涙の飛沫が弾け散った。
便意に苦悶した涙は塩辛い味がした。
聡美はそれをゴクリと飲み込んだ。
「おいしい…」
それを見て祐梨は驚愕した。


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