陽子の過去-1
【陽子の過去】
優子が目覚めた時には寝室に陽子の姿は無かった。壁に掛った時計を見るとそんなに時間は経っていなかった。
目をベッドに戻すと、自分の股間の辺りは愛液でシーツに染みが出来ていて、その横には愛液を拭き取ったであろう、柔らかそうなフェイスタオルとピンクローターが置かれていた。
しばらく前まで処女だった優子にも、初めて見るそれが何をするための道具かは知っていた。
自分を失神に追いやった道具に興味を覚えた優子は、ドキドキしながらそれを手にすると、線の先に繋がった電池ケースに付いたスイッチを入れてみた。
興奮の余りに力が入り過ぎた指は微調整が効かなかった。
指の勢いのまま、一気にMAX状態になったローターは、優子の手の中でブルブルと震え、それに驚いた優子は慌てて手を離した。
ベッドの上で、衰えることなくブルブル震え続けるローターを見て唖然となった。
(何これ?こんなに強いの…)
自分が一気に高みに達したのがわかる。これを使われたと思うとワナワナ震えてきた。
「こんなズルばかりしやがって!エロ陽子許さん!」
優子はスイッチを切り、改めてそれを握り締めると、そうっと寝室を出て陽子の姿を探し始めた。
陽子はキッチンに居た。全裸のままでケーキとお茶の準備をしていた。そんな陽子に気づかれないようにゆっくりと近づいた。
あと数歩というところで、気配を感じた陽子が振り向いた。優子にはそれも想定済みだった。
優子はローターのスイッチを入れて、振り向いた陽子に向かって一気に間合いをつめた。そして指とローターで挟むように陽子の乳首摘まんで振動を余すことなく伝えた。
「ああああああああ」
陽子は腰が抜けたようにその場にへたり込んだ。力が抜けた女体に優子は容赦なく襲いかかっていった。乳首に刺激を与えたまま、キッチンの床に押し倒すと、今度はさらに敏感な部分にローターで刺激を与えた。
ブーン、ジュジュジュ。
細やかな振動で愛液が水音を立てて飛び散った。
「いやああああ、ダメええええ」
今度は陽子がローターでのたうち回る番だった。
(何これ。面白〜い♪)
普段、押されっぱなしの陽子が、苦悶の表情を浮かべて喘ぐ姿に優子は楽しくなってきた。
「ああん、ダメえ、イクイク、イクううううう」
呆気なく絶頂に達した陽子に、ピンクローターを示しながら優子がいった。
「ズル陽子!こんなの反則よ!反則負けを認めないとスイッチをMAXのままで、最低1時間は責め続けてやる」
「ひっ!ゆ、許して…」
直ぐに絶頂を迎えるタイプの陽子にとって1時間の責めは地獄だ。滅多に使わないが、時折使う時も一番振動を緩めて使っている。
「負けを認めるか?」
優子はスイッチをMAXにしたピンクローターを、陽子の耳元へ近づけた。ブンブンと激しい振動の音を聞いた陽子は幾度も頷いた。
「み、認めます。あたしが負けでいいから、スイッチを切って」
優子はそれを聞くとニタリと笑った。
「じゃあ、あたしの勝ちね」
優子が微笑んだので、陽子もホッと安堵の表情を浮かべた。
「でもね。許してあげない」
優子はニタリと意地悪く微笑むと、安心しきっていた陽子に再び襲いかかった。滅多に無い陽子を責めるチャンスを逃すほど優子の人物は出来ていない。
陽子はキッチンの床を濡らしながら、失神するまで幾度も絶頂の声を上げた。
「ひいいいい、イクイクイクうううう、ひいいいいいい」