未知の感覚-3
祐梨の目に恐れと羞恥の入り混じった動揺が浮かんだ。
「そうよ。私も恵子もみんなしているから大丈夫なのよ。どう?頑張れる?」
もはや祐梨に他の選択肢はなかった。
祐梨は頷いた。
「さあ、浣腸はじめるわよ!」
恵子が浣腸のための用具を載せたワゴンを押してきた。
そして嬉しそうに医療用ゴム手袋の嵌め心地を確かめる。
その様子を聡美が頼もしそうに見る。
「ここはプロの出番ね」
「聡美にも手伝ってもらうからね」
「もちろんよ。どうすればいい?」
「それじゃ、患者さんの脚を持ち上げて」
恵子は、わざと祐梨が恥ずかしい姿勢になるよう指示を出した。
聡美が、畳んだバスタオルを祐梨の腰に差し入れて浮かせる。
そして両足首を持つと上に抱え上げた。
「祐梨ちゃんは、まるでオムツ替えみたいでちゅね〜」
仰向けに寝て両脚を上げた体勢を見て聡美が茶化す。
「いやぁ〜」
そう悲鳴を上げると、祐梨はまた両手で顔を覆ってしまった。
脚を上げたこの体勢では、先ほどまでディルドを咥え込んでいた祐梨の女の穴が丸見えだった。
女の穴は、ディルドの太さをまだ忘れられないでいるかのように丸く開口していた。
その下にすぼまりがあった。
今はぴっちり閉じられているこの穴が、次に貫通される番であった。
恵子が青いゴム手袋をした手で浣腸器を取り上げた。
長いチューブの付いた150mlのグリセリン浣腸であった。
市販の浣腸の5倍の薬液を内蔵している。
ディルドの次は、この透明な細いチューブが祐梨を襲う兵器だった。
「祐梨、よく見るのよ」
聡美からそう言われて恐る恐る見ると、恵子が浣腸のチューブにワセリンを塗っているところだった。
長々としたプラスチックのチューブにまんべんなく潤滑剤が塗られている。