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透明な滴の物語U
【同性愛♀ 官能小説】

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捕らわれた獲物-1

第3話 捕らわれた獲物

事務室の皆には祐梨との打ち合わせのために席を外すという名目にしておいたが、打ち合わせにしては濃密な打ち合わせが始まろうとしていた。

聡美は医務室の中に祐梨を案内し招き入れた。
「あれ、看護師さんは?」
祐梨は部屋に誰もいないことを不思議がった。
「うん。すぐに来るって言っていたわ。それまで待っていてほしいって」
そう言いながら聡美は祐梨に分からないよう、後ろ手に扉の鍵をかけた。
「祐梨、便秘ひどいの?」
その問いかけに、祐梨は部屋の壁際にある固い診察ベッドに腰掛けながら答えた。
「先輩。私、便秘なんて恥ずかしい。誰にも言わないでもらえますか?」
診察ベッドの上で下腹をおさえる祐梨を見て、聡美は高まる興奮を抑えきれなくなってきた。
「なんで恥ずかしいの?恥ずかしがることなんてないじゃない。皆、便秘くらいするわよ」
「先輩も便秘になったりします?」
「なるわよ。もちろん。私だって…」
聡美の顔が少しずつ熱を帯び、身体の内側から湧き昇ってくる感情を表しはじめた。

「祐梨、ここに寝て。ナースが来る前に私がどれだけ酷いのか診てあげる」
「でも…」
祐梨は躊躇したが、部屋には二人しかいないことを思い返し、言われたとおり靴を脱ぎベッドの上で横になった。
聡美の手により、スカートがスルスルと抜き取られる。
次に腰回りのストッキングのゴムに聡美の手がかけられた。
「先輩…」
これ以上鎧が外されることに不安を感じ、祐梨はその手を抑えた。
「大丈夫。大丈夫だから」
聡美はそう言って、眼で祐梨を制した。
その眼差しは強い意志を持っていた。
祐梨に対して、逆らったところでムダだろうと思わせるに十分なものだった。
それでも聡美の手を振り払って逃げだすことは可能だったかもしれない。
だが、祐梨はそこまでして自分を押し通すような性格ではなかった。
ベージュの皮がはがされるように脚からストッキングが脱がされる。
引っ張られて長く伸びたストッキングがつま先からスルリと抜け、祐梨の白い素足が露わになった。


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