特別車両-4
優子が乗り込んだワンボックスカーには2人のプレイヤーが同乗していた。優子に気を利かしたのか2人のプレイヤーは前席に乗り、その後ろの2列目の席に優子が1人で座った。
何かの儀式に参加しているかのごとく誰も何も言わないまま、車はゆっくりと動き出した。
駅から遠ざかるのを待ってから助手席の男が振り返った。その顔は緊張感が解けたように優しげな表情を浮かべていた。
「1時間くらい掛るかな。前回優子ちゃんが降りた駅まで送るよ。家まで送って欲しかったら近くに着いたら説明してよ。家を知られたくないなら適当に降ろすから」
優子は優しげに説明するプレイヤーを見て驚いた。
「あっ!車両の通路でガードしていた人ね」
「覚えていてくれた。嬉しいねえ、。オレ宮本ね、運転してるヤツもそうだよ」
「田川です」
運転席の男もバックミラー越しに優子に会釈をした。
「すみません。宮本さん、田川さん、お手数を掛けた上に、送って貰う手間も掛けさせてしまって」
「いやいや、気にしなくていいよ。それよりも疲れただろう。着くまでゆっくり寛いでなよ」
優しげな男達を前にして、さっきのレイプシーンの非道さとの違和感を感じた優子だったが、それもそのはずだった。
(あっ、そうか。この人達ってローテーションで今日の痴漢に参加してないから柔らかい雰囲気なんだ。でもそれだったら…)
優子はそれに気づいた後、男達に気づかれないようにごそごそとしだした。そして準備が整った優子は助手席の男に声を掛けた。
「ねえ」
優子の声に振り向いた助手席の男は、目を見開いて驚いた。
そこには全裸の優子が足をM字に開いて、指で作ったVサインでワレメをこじ開けていたからだ。
オマケにその卑猥な部分が良く見えるように、優子が手にした携帯電話のライトが当てられていた。
明るく照らされたクリトリスとビラビラは、優子の色素の薄さをさらに際立たして妖しく輝いていた。
「【痴漢専用『特別』車両】へようこそ」
優子は愛液が溢れる股間をクチュクチュと弄り始めると、上気した表情を浮かべながら囁いた。
「ゆ、優子ちゃん!」
「はあ、はあ、今日は痴漢してないでしょ。はあ、はあ、だからあたしのおまんこ使って痴漢して下さい」
淫乱な優子が顔を出し、卑猥な表情で男達を誘った。
こうなった優子には恋に恋する部分はすっかり影を潜めてしまう。マスターのことを思う恋心も希薄になり、今の欲望を満たしたくて女体が疼くのだ。
運転席の田川が急ブレーキを踏んだ。その拍子に優子の指が淫口にすっぽりと納まった。その刺激に優子は体をのけ反らす。
「あああああん」
車を止めた田川は後部座席に振り返り、優子の股間を見ながら、助手席の宮本と相談を始めた。
「優子ちゃんを送るのが遅くなったらダメだから交代でいこう。オレがこのまま運転するからお前が先にヤラせて貰え」
「悪いな。でも後ろを気にして事故るなよ」
宮本はニヤついた声で答えると、自慰行為を続ける優子の居る後部座席にイソイソと移動した。