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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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特別車両-2

理紗が用意した物は他にもある。陽子と同じく濡れティッシュ、ティッシュボックス、殺菌効果のある消臭スプレーだ。前回はプレイヤーの用意した物を使ったが、今回は気を使って自分で用意していた。

理紗は車両のアチコチに付着する精液を、持参していたティッシュ、或いは濡れティッシュで拭き取り、その後に消臭スプレーを振りかけて清掃を始めた。

前回は犯された直後に、この後始末をやらされたことを屈辱を感じていたが、今日は苦痛に感じなかった。

そんな健気にも見える理紗の様子を見ていた優子は、理紗に声を掛けて手を差し出した。

「あたしも手伝います。それ貸して下さい。」

「いえ、いいんです。これはあたしのけじめですから」

理紗が躊躇するのも聞かずに、優子は理紗のティッシュボックスからある程度のティッシュを抜き取り、目についた精液を拭き取っていった。

傲慢な母娘にとっては、2人の女が直ぐ傍で掃除をしていても全くの他人事だった。

それどころか傲慢な母娘の心の中では、理紗に対する怒りで煮えくりかえっていた。

(この女だけは許さない!)

自分達をこんな目に合わせときながら、目の前でわざとらしく男達に媚を売る姿は、傲慢な母娘には到底許せるものでは無かった。

幸いにして理紗に関しては、男達からは何も制限はされていない。

しばらくして落ち着いたら、絶対に仕返しをしてやる。

多分、男達も表面上では理紗を許していても、自分達に手を貸した理紗がどうなってもいいと思ってるはずだ。

男達の目的は、自分達に対する妬みを晴らすためのものだから、それさえ叶えてやればいい。

それに関してはもう逆らうつもりは無いが、自分達にも捌け口が必要だ。

無理難題に対して従順に従う自分達の褒美として、それくらいは男達も許してくれるだろう。

(こいつの人生をもっと滅茶苦茶にしてやる)

2人はバッグから出した櫛で、散々掴まれて乱れた髪を整えながら、理紗の行動を鋭い目で追っていた。

手島は優子が甲斐甲斐しく働く姿を見ながらニコニコしていた。

(優子ちゃんはいいねえ)

しかし、その目を傲慢な母娘に移した途端に険しい顔になった。

(それに比べてこいつらは…)

手島は自分の気持ちを素直に表現することにした。傲慢な母娘の尻に蹴りを入れたのだ。

手島が今何を要求しているか気づいた2人は慌てて掃除に加わった。

足手まといでは有ったが、それでも手が増えたので作業も早い。あらかたの片づけが済み、処刑が始まってから下ろされていた車両のブラインドを上げ終わると、改めて手島が傲慢な2人に声を掛けた。

「悦子ママも恵里香ちゃんも、そこに立って両手で吊皮を持ってくれる」

(まだ、何かやらされるの…)

2人はげんなりしながら手島の指示に従った。



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