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訪問調教リメイク版
【SM 官能小説】

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餌食-5

何度も唇をかみしめて耐えようと試みても、身体の内から炙られフツフツと淫の溶岩が蕩け出す。綺麗な前歯で下唇を噛み、耐えきれずにチョロチョロと舌を出して湿りをくわえている。
滝山の掌が股間に当てられ全体を揉みながらクレバスを指でなぞり、擦る。乳房とショーツの二か所の急所を責められて豊満な肉体が蕩けていくような淫靡な気分に襲われ、このまま滝山にすべてを捧げてしまいたいと安易な気持ちに堕ちそうになる。
(あああ……。いけないわ、私!)
理性が覚醒し、崩れそうな身体を慌てて立て直そうとするが、再び滝山の指でクリトリス周辺を刺激されると、ますます甘美な世界に引き戻されてしまう。よろけた身体を滝山に押されベッドに倒れ込むと、すかさず覆いかぶされてしまった。
背後に張り付いたまま、滝山は恵美の露わになった乳房を搾りながらショーツの裾から入れた指でバギナを擦りだした。
「ああああああっ! だめえええっ!」
「こんなにグッチョリ濡らして。いつもしているようにしてやる」
くの字に曲げた指先がしとどに濡れた溝に入り込みヌルヌルトした往復を繰り返す。
「だめぇっ! だめ! だめ! しないでっ!」
両手でマットにしがみつく恵美を上から見ながら、滝山は容赦なく、すごい勢いで擦り上げだした。
「ひいいいいっ! いいいいっ!」
「処女のくせにとんだ淫乱娘だ、うははははっ!」
「いやああああああんっ! あんっ! あんっ!」
勝ち誇ったような滝山の嘲笑を浴びながら恵美はシーツを固く握りしめたまま叫び続けた。




雅恵はイラついていた。散々嬲られて最後に放尿姿まで見られた日以来、滝山が現れない。雅恵にとってその方が本来良いはずなのに何故かイライラする。
昨夜はついに夢にまで滝山が現れた。

 夢の中で雅恵は滝山からバックから貫かれていた。ズンズンと突き上げられ、あられもない声を挙げさせられていた。そんなハシタナイ姿を晒すことは我慢できないと頭では思うのだが、自分では抑えようもなく、容赦の無い連打に叫び続けていた。
 「どうだ。気持ち良くてたまらないだろ。お前の好きな方法でしてやるぞ」
 滝山が雅恵の髪の毛を後ろから鷲づかみにして後ろに思いっきり引っ張った。
 「いやああああっ!」
 「お前は俺にこうして虐められるのが好きになったのだろ。もっと調教してお前を完全なM女にしてやる」
 「私はそんなんじゃないわ!」
 髪の毛を束に掴まれて、引っ張られて大きく仰け反る背中が何故か雅恵には見えた。背後から覆い被さる滝山の逞しい背中と白い湾曲する自分の美しい背中。
滝山はもう片方の手で雅恵の腕を掴んで引っ張ると形の良い乳房が揺れていた。喜悦と苦悶の混ざり合う顔の前にもう一人の滝山が仁王立ちになった。
 いやらしく反りかえった肉棒を雅恵の顔の前にこれ見よがしに突き出した。イヤイヤと顔を左右に振るが、仁王立ちの滝山に顔を両手で挟まれ無理やりペニスをねじ込まれてしまった。
 「むぐぐぐぐぐぅっ!」
 後ろの滝山と前の滝山が合わせるように腰を振ると、後ろと前から同時に押され弓なりにしなるように曲げられる。息苦しさで涙が滲み出てくるが、二人の滝山に嬲られることによる被虐感に浸りきっている自分がいる。二本のペニスに前後を塞がれ押し捲られている自分に満足し酔いしれていた。

 目が覚めると下着が濡れていた。夢に現れた滝山に、それを期待していたかのように自分の身体が反応している。いくら頭が否定しても、現実の自分の姿を突きつけられてショックを受けてしまう。
 時計を見るとまだ起きるには早い時間だった。淫夢を見たせいか妙に身体が疼く。
隣を見るとベッドで夫がだらしなく口を開けていびきをかいて寝ていて、夢の無い現実に引き戻される。結婚当初はあんなにも、ときめいていた生活は、娘が独り立ちした今となっては、ただこのまま生きていくだけの蓄えをして身体が少しずつ朽ちていくのを見ているだけだった。
 (私はまだまだこんなに熟れている身体なのに、なぜあなたは見向きもしないの……)
 すっかりご無沙汰になった夫との性交渉を今更求める気は起こらなかった。いつものように静静と自らの手で身体を慰めるしかなかった。
 深いため息と共に乳房を摩り、敏感なボタンの淫核を転がす。
頭に思い浮かぶのは滝山の大きな手だ。臀部を鷲づかみにして激しく打ちつけられるペニス。
滝山が現れるまでは映画の濡れ場での男女の優しい場面を思い浮かべるだけで十分満足だったのに……。今では歪められた性戯に喚起されてしまった被虐の肉欲を満足させてくれるのは滝山を思う以外になかった。
 (あんなにイヤらしくて野蛮な行為なのに。恥辱のポーズをとらされ嘲りを受けることに悦びを感じてしまう身体になってしまった。私は……、私は!)
 激しく掻き出す指に腰が浮き上がり、求めるようにくねる。
何時しか殺していた声が喘ぎとなり、ついには夫がいることを忘れ、叫びを放っていた。


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